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ICTラボ〜生成系AI編〜やってみて‥

10月29日(日)にICTラボ〜生成系AI編〜が開催されました。

今話題の生成系AI(ChatGPTなど)の実演。
基本的には、この手の技術は一人で触って、その恩恵を一人があずかる…というのが一般的かと思いますが、今回は皆で言葉を出し合いながら、紡ぎながら、どんな結果が出てくるのかを探るような時間でした。
まわりの子どもや大人たちが「プロンプト」を言い合うスタイルで、パソコンに打ち込むのは先生一人だけ。

言葉から発想されるイメージを画像として表示してくるAIと、それじゃない…と判断する子どもたち。講師は「監督」という言葉を用いていましたが、人間が情報を与え、出てきた結果を吟味しつつ、方向性を決めていく仕事。今後の世界のあるべき姿の予行演習とも言える時間でした。

結果が気になるから、声に出して話し始める子どもたちに、少し新鮮な印象を持ちました。自分の思い描く画像が明確な子ほど、AIに修正をねだる感じで、AIからの返答を見て初めて自分の言語化能力と向き合っている可能性も感じます。

ChatGPTなどの最新技術的なことを知る機会、昔はこんな場所はなかった気がします。大人たちが、これからの時代を担う子どもたちに、必要であろうと思うスキルやノウハウを提供し、それもまた子どもたちから吟味される空間。学校の、先生が上にいて、そこから流れ出される「教育」を受けるという関係性とはひと味もふた味も異なる世界観。

本来の教育とはなんだろうか、考えるとはなんだろうか、言語化したり誰かと意思の疎通を図ることとは一旦なんだろうか…色々と考えさせられる時間となりました。

テーマはおそらくIT系だけではない予感もします。今のうちに伝えておきたいコトガラ、今だからこそ伝えなければならないコトガラ…そんな感覚と伝えるべきことを抱えている大人たちは、実は結構いるんじゃないだろうか。伝統芸能や、料理でも、DIYでも、誰かに伝える喜びと、何かを学ぶ場の出会う居場所になれば良いなぁ。

次回のICTラボは、11月26日(日)13:30〜15:30 お絵描き編Part3 レイヤー編となります。
ぜひご参加ください。詳しくはお知らせをご確認ください。

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