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手話の世界へGO!するかどうかを考えていたら背中を押された

11月26日の日曜日、寒い冬には靴下を履いて布団に入る極度の冷え性の私にはとても寒く外出にはつらい日であったが、たまたまチラシを入手して興味を持っていた、神奈川県主催の手話普及促進イベント「手話の世界へGO!~めざそう!手話で話せる街かながわ~(アリオ橋本)」に参加してきた。

横浜線のJR橋本駅まで横浜市内の自宅から約1時間、すごく遠いというわけでもなく、かつて勤務地は同じJR横浜線沿いだった時もあるのだが、駅を降りたのは初めてかもしれない。
駅からアリオ橋本に向かう途中にはリニア新幹線の新駅が建設中であった。

会場は予想していたよりも規模が大きく、立派なステージの前には開始前から多くの観客が席を埋めていた。

会場横ではガチャピンのクリスマスツリーがお出迎え
手話の世界へGO!のステージ

そもそも、なぜ「手話」のイベントに参加したのか、原点を振り返りたい。
まずコロナ禍で多読が始まり、感化されやすい私は人生の転機を迎えた。

おお、533のスキ!(2023年12月4日現在)
自分のキャリアを見つめ直し、転職&資格(キャリアコンサルタント)に挑戦した。読書をすすめる中で社会課題に向き合う本も読む機会があり、手話に関する本も手にとった。

最初に手にとったのは「手話通訳者になろう」(左)

正直に言うと、この本を手にとった経緯はあまり記憶にない(おそらくSNSで発見)。ただ、これからの自分の人生で、社会的弱者に貢献できることに意味を見出せないかという思いがあったので、自分にできそうな一つの選択肢として、手話に挑戦すること(=ろう者への支援)ががあったのだと思う。
この時は手話の世界に関してほぼ知識ゼロの状態、本書のおかげでろう者が感じている世界や取り巻く環境、日本手話と日本語手話があること、手話通訳士が関わる職業など基本知識や課題認識を持つことはできた。
一方で、手話=言語であり、要はまったく知らない外国語を習得するようなものであること(よく考えれば当然のこと)を実感、通訳士試験のハードルの高さにも怯み、挑戦する気持ちは萎えてしまった。
Eテレ(NHK)の「みんなの手話」もしばらく観ていたが、いつしか“積ん録”になってしまい頓挫した・・・

そしてそれから1年経った2023年5月、新たな挑戦(変化)を模索する中で、
FP試験とともに、再度手話に挑戦することにした
Eテレの「みんなの手話」も視聴再スタート。1年経ち、出演者が三宅健(V6)から佐久間大介(Snow Man)に代わっていた。

最寄りの区役所に訪問した際に、区内での手話サークルのボランティア活動を聞いて主催の方と連絡をとり、5月から参加した(月2回、夜2時間)。しばらくは、ほぼフル参加で続けたが、8月に発作を起こし歩けなくなった愛犬の介護を優先することになり、9月から足が遠のく。

わんこは発作で歩けなくなってから2か月がんばってくれたものの、10月11日に虹の橋を渡った。激しいペットロスという点を除けば、日常生活はとても楽になったので、手話サークルに戻ることも物理的には可能であった。
が、私が参加していたサークルは、今はろう者の参加はなく、聴者による雑談を中心としたユルものであったので(それはそれで初心者の私には良い点もあったが…)、ボランティアで無料とは言え、やや物足りなさも感じていた。
手話サークルに通いつつも、横浜駅のカルチャーセンターで開催されている有料の手話教室の体験講座も受けたりしていた。
(月2回横浜に通うことは難しいと判断し正式申し込みは見送り)

そうして手話に対する思いが中途半端のまま時間が経過した10月のある日、新聞の折り込みチラシを見て驚く。隣の駅にカルチャーセンターがあること、そして手話教室も開催されていることを初めて知る。
なんとこんな至近距離で・・・
早速11月の初旬に見学をさせてもらった。体験講座を経験済なので内容は想定通り、あとは受講するかどうかは自分次第というところまできた。
が、ここで考えをめぐらせる。。。

なんのために手話をやるんだろう
手話に挑戦する自分のゴール(目標)はなんだろう

キャリアコンサルタントやファイナンシャルプランナーは、目指す職業に活かせるという目標・モチベーションがあった。

そもそも、手話は目的ではなく手段、聴覚障害のある方を助けたい、という思いが原点である。その点では、自分にはろう者との接点がほとんどなく、3冊程度の本から得た学びが中心で、その思いは漠然とし「現場感覚」を持っていないことが課題であった。
まだまだ知らないことが多すぎる。
(当初は手話サークルに期待したが、参加者は全員聴者であった)

そんな時に、家族が入手したチラシをもらい、神奈川県主催の手話普及促進イベントが11月26日(日)に開催されることを知る。ろう学校の学生による活動発表もある。ここに行けば、何か感じるものがあるかもしれない!
それにしても、隣駅での手話教室の発見、そしてこの手話イベント紹介。

誰かが自分の背中を押している笑


こんな思いで、寒さに耐えつつイベント会場に向かったのである。
(続く)

続くんかい


一話完結のつもりが、少し長くなってしまったので、手話普及イベントに参加した内容は次回に投稿することにしました。
自分の拙い文章では、あまり長いと読んでもらえないだろうとも思うので、2000字を目安に切りたいと考えています。
結果は、参加してとても良かったと感じました。
noteを書きながら、自分の気持ちもさらに整理していきたいと思います。





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