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パラベンフリーにご用心

裏の法定表示に例えば「パラベン」の表示がなくても、「パラペン」が入っていることがあるって本当?


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パラベンフリーの化粧品って、本当にパラベンが含まれていないの?
実は、そうとは限らないんです。化粧品メーカーが原料業者から、パラベン入りの原料を仕入れた場合、化粧品メーカー自身がパラベンを添加していないので、法定表示に「パラベン」と記載する必要はありません。
例えば、無添加のせんべいがあったとして、せんべい屋さんではパラベンは入れていませんが、そのせんべいに使っている醤油にパラベンが含まれている場合、せんべいにはパラベンが混入していることになります。これを「キャリーオーバー」といいます。

パラベンフリーの化粧品を選ぶ際は、原料表示をよく確認するようにしましょう。

パラベンとは、化粧品や食品、医薬品などに使用される防腐剤の一種です。正式名称は「パラオキシ安息香酸エステル」といい、安息香酸のエステルにパラ位にフェノール性ヒドロキシ基を持つ有機化合物群の呼び名です。

パラベンは、微生物による汚染を防ぐために使用されます。特にカビや酵母に対して効果的であり、低い濃度でも高い防腐効果を発揮します。そのため、化粧品や食品、医薬品などの幅広い製品に使用されています。

パラベンは、長年にわたって安全性が確認されている成分です。しかし、近年になって、パラベンが体内に取り込まれると、ホルモンバランスを乱す可能性があるという研究結果が報告されています。そのため、パラベンフリーの化粧品や食品が注目を集めています。

日本では、化粧品に使用されるパラベンの種類と含有量が規制されています。化粧品に使用できるパラベンは、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンの4種類です。また、化粧品1gあたりの含有量は、メチルパラベンとエチルパラベンは1000mg以下、プロピルパラベンとブチルパラベンは100mg以下と定められています。

パラベンフリーの化粧品を選ぶ際は、原料表示をよく確認するようにしましょう。原料表示に「パラベン」という文字が含まれている場合は、パラベンが含まれている可能性があります。また、原料表示に「キャリーオーバー」という文字が含まれている場合は、原料にパラベンが含まれている可能性があります。

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