一般社団法人あぼかど

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本当は発達障害じゃないかも。※かなりセンシティブな内容となっております。

※この投稿は、読者の方が発達障害についての基礎知識をおもちである前提で話を進めていきます。 発達障害として代表的なADHD、ASD、SLDですが、これらと同じような症状で、医師でも誤診しやすい精神障害があります。それは愛着障害です。 愛着障害とは、心の絆である愛着(アタッチメント)をうまく形成することができず、社会的に思わしくない言動をしてしまう障害です。生まれて最初に愛着形成をするのが保護者です。そこで他者との心の絆のつくり方を学び、他者との心の絆をつくっていけるように

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    • いまさらきけない発達障害⑤発達障害に関する疑問あれこれ

      発達障害についてのよくある質問に回答します。 「発達障害は治るの?」 結論:治りません。 しかし、ADHDの多動性(落ち着きのなさ)や衝動性(つい体が反応して動いてしまう)は、年齢とともに落ち着いていくことが多いです。また、精神科で処方される薬を飲むことで症状を和らげることもできます。 ASDの人のコミュニケーションの仕方も、人生経験を通して少しずつ改善されていくことがほとんどです。 LDの人についても、学校で習ったときには身につけられなかったことでも、脳が発達することで

      • いまさらきけない発達障害④LD(限局性学習障害)について

        他のことは特に問題なくできるのに、あることだけがめちゃくちゃ苦手という障害です。 字を読むのだけはめちゃくちゃ苦手→読字障害 字を書くのだけはめちゃくちゃ苦手→書字障害 算数(数学)だけはめちゃくちゃ苦→算数障害 の3つのタイプがあります。 【「読字障害」とは】 その名の通り、文字を読むことに困難さがある障害です。文字を見たときに、以下のような理由から文字をスムーズに読むことが困難な症状です。 ・文字が歪んで見える。 ・文字が動いて見える。 ・文字が二重に見える。 ・鏡文字

        • いまさらきけない発達障害③ASDについて

          ASDは、日常生活に支障をきたすレベルでうまく人とかかわれない障害です。 ASDは、人とのかかわり方によって「孤立型」、「受動型」、「積極奇異型」、「尊大型」、「大仰型」の5つのタイプに分けられます。 以前は自閉症という診断をされていました。自閉症の中でも知的発達の遅れのない(IQ70以上)場合はアスペルガー症候群と言われていましたが、診断基準や障害の名前が変わり、「アスペルガー症候群」という障害は無くなりました。知的発達の遅れのない自閉症の中でも症状に個人差があるため、現在

        本当は発達障害じゃないかも。※かなりセンシティブな内容…

          いまさらきけない発達障害②ADHD(注意欠如・多動性障害)について

          ADHDは、日常生活に支障をきたすレベルで不注意や落ち着きのなさのある障害です。 ADHDは、どの特性が強いかによって「不注意優勢型」、「多動・衝動性優勢型」、「混合型」の3つに分けられます。 症状の中心が不注意だと「不注意優勢型」。多動や衝動性が中心だと「多動・衝動性優勢型」。どちらの症状も強い場合「混合型」となります。 多動症状は成長するにつれて軽くなることが多いです。また、不注意や衝動性の症状は半数が青年期まで、さらにその半数は成人期まで続くと言われています。 【不注

          いまさらきけない発達障害②ADHD(注意欠如・多動性障害)について

          いまさらきけない発達障害①発達障害って何?

          発達障害(神経発達症)とは、脳の使われ方と今の社会の在り方とがマッチしていないため、本人が周りの人や自分自身を困った状態にしてしまう障害です。生まれながらにして脳の使われ方が違うため、治るものではありません。しかし、年齢とともに症状が落ち着いたり、その場に合った言動ができたりするようになっていきます。発達障害の人はできないことが多いのではありません。ただ、できるようになるまでに時間がかかるので、本人も周りの人も根気が必要です。 主な発達障害3つ ADHD(注意欠如・多動性障

          いまさらきけない発達障害①発達障害って何?