WONDER WORD

タイトルはスーパーカーのそれ。何年経っても好きな曲で、たまにMVも見たくなる。ちょっと不思議なMVだけど。たぶん白いボールは言葉で、相手の心や脳の中で化学反応を起こして感情になって、その人との関係性がどうなっていくのかをぼんやり描いてるのかな、なんて眺めている。それから、今ってあの、掃除機のコードについてる黄色と赤のテープ見たことない子ども多いんだろうなぁ。

人から言われたことって、いいこともわるいことも、記憶に残りがちで、ふとしたときに思い出したりもする。なんでもないことも、急にそんな事言われたっけなぁってなる。

「あなたがやっている仕事は、だれにでもできることじゃなくて尊い仕事だよ」
「いつも人のことばっかりで、あなたのことは誰が気にしてくれるの?」
「ものすごく疑り深くて、いつもダメだったときのことまで考えてる」
「あなたが上司でとても働きやすかった。また一緒に仕事がしたい。」
「あなたくらい仕事ができる人が他にいない、安心して仕事を任せられる人です」
「あなたがしっかりしてるから大丈夫だね」
「ちゃんとしているようで、おっちょこちょいなところがある」
「優しくて、公平な目でまわりをみている」
「あなたに会いたい」

とかとか。めったにそんな事言わないのになって人から言われる、自分のパーソナリティについての言葉って残りやすい。そんなこと思われてるんだ…ってなる。

それから、なるべく、人に嫌な言葉を言わないようにしないとなぁと思う。思ったとしても心のなかに留めて置くほうが、お互いに幸せなこともある。黙っているのが品性、なんて言葉があるけれど、そういう品性のない人間にはなりたくない。頭が良い人だと思われたい、自己顕示欲の強い人ほど多弁でやかましいと思っているので、あえて黙って相手の出方を伺ってしまいがちなのはいいことなのか、そうでもないのか、時々よくわからなくなるけれども。でも、バカのフリって大事よね。

大事な人にはワンダーワードをできるだけ多く遺していきたい。いつか、わたしがいなくなったあとも、その人をそっと救うことになるかもしれないから。

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