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天の尾《アマノオ》

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なんのあと腐れもなく殺し合いを書くために生み出した世界観。
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記事一覧

天の尾《アマノオ》 第12話   ――『後悔の念』――

11話 目次 12話 ★★★ 「……ナワトお兄ちゃん、ボクの話を聞いてくれる?」 「おん…

天の尾《アマノオ》         ーー憂いなき決闘への渇望ーー

Noteでなにかを書くのはこれが初めてだ。 よって自己紹介的なことから始めようと思う。 そし…

天の尾《アマノオ》 第11話   ――『ポポラが仮にポーション作ったらポポポーシ…

10話 目次 12話 ★★★ 「……うん、ありがとうナワトお兄ちゃん」 ポポラは一瞬目を…

天の尾《アマノオ》 第10話   ――『回復《ヒール》のポポラ版』――

9話 目次 11話 ★★★ 「うーん、それは……」 うんうんと唸っている。 「……なんと…

天の尾《アマノオ》 第9話   ――『位階』――

8話 目次 10話 ★★★ 「何なんだ、そのカテンノセンセキって言うのは」 「火天の鮮赤…

天の尾《アマノオ》 第8話   ――『焚火を挟む』――

第7話 目次 第9話 ★★★ 「……完敗だよ、ナワトお兄ちゃん。わかった、終わりにしよう…

天の尾《アマノオ》 第7話   ――『草獣少女』VS『凪和人』――#3

第6話 目次 第8話 ★★★ 思わず後方に跳ぶがこれは――避けられない。 辛うじてナイフを避けた俺に、大本命。槍の一撃が炸裂。 ど真ん中、腹部の中心一直線に槍が吸い込まれていった。刺突は毛布の上からなされたが、布一枚で止まる威力ではない。 が。 硬質な音が夜に響く。ポポラの顔が一瞬驚きに染まった。 ――っ、ぶねえええええ! でも上手くいったァッ! 槍の先端はゆるいローブの下、俺が懐に二重に隠していた木の器に食い込んで止まっていた。外に出る時にパクってきたお椀2つ。

天の尾《アマノオ》 第6話   ――『草獣少女』VS『凪和人』――#2

第5話 目次 第7話 ★★★ 「昼間に聞いたこの世界特有の戦闘欲求、闘争心。戦いに飢えて…

天の尾《アマノオ》 第5話   ――『草獣少女』VS『凪和人』――

4話 目次 6話 ★★★ 草原の只中に一つ、離れ小島のようにある天幕。 その姿を遮るもの…

天の尾《アマノオ》 第4話   ――『寄宿』――

3話 目次 5話 ★★★ 心を込めて優しく、 信頼を寄せて暖かく、 ゆっくりと焦らず慎重に…

天の尾《アマノオ》 第3話   ――『決闘規則』――

2話 目次 4話 ★★★ 促されしは確たる飛躍。殻からの解放。 闘争に明け、闘争に暮れる…

天の尾《アマノオ》 目次     ――憂いなき決闘への渇望――

前書き 本編 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

天の尾《アマノオ》 第2話   ――『草原の少女』――

第1話 目次 第3話 ★★★ 平和で穏やかな日々、草原を駆ける風の響きを好む。 大地の豊…

天の尾《アマノオ》 第1話  ――『機械化百足』対『ニューフェイス』――

前書き的な 目次 第2話 ★★★ 痛い程に冷たい、全身を包み下から上へ流れ続ける大気の感触。 俺は天高くから落下中だった。 「人生に一度はスカイダイビングしてみたいよなあー、とか」 何時だっただろうか、友人とそのような雑談をした気がする。 覚えていないのはかなり昔だからだろうか? そうかもしれない。 「別にあの発言を撤回するつもりはないけど、スカイダイビングさせるならパラシュート付けろよ」 俺はパラシュートなしのスカイダイビングをスカイダイビングとは認めないぞ。