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【はじめに】35歳からの不妊治療ブログをはじめた理由(自己紹介)

はじめまして!都内在住の主婦で『かりん』と申します。35歳で不妊治療をはじめ、現在も奮闘中です。


はじめに: なぜブログをはじめたのか?


すこし時間ができた今、体験したことを忘れないうちに残したいと思い、このブログを思いつきました。ほぼ備忘録ですね。

また、昨今は晩婚化の影響で30歳をすぎてから婚活・妊活をされる方も増えてきているようなので、お役に立てたらとも思っています。

不妊治療は、人生において精神的・肉体的・経済的に負荷のかかるイベントの一つです。

私もよくわかりますが、不妊治療はわからないことだらけで不安になりがちです。そんな中、当事者のお話を聞くと励まされるし、アドバイスが詰まっていてとてもありがたいんですよね。

私の備忘録もそんな方々の参考になれば嬉しい限りです。

34歳で妊活をはじめる


私は最初から子供がほしいと思っていたわけではありません。

20代の時は、プライベートが重要だったのでよく遊んでいました。好きな旅行のため、大学の奨学金の返済のために働いていました。20代後半で結婚しても、お互いすぐに子供を持つことは考えておらず、そのまま2人の生活を楽しんでいました。

しかし、頭の片隅では現実があることも理解していました。以前、生殖医療のお仕事に関わったことがあり、年齢とともに子供ができにくくなること、生物学的に子供を産める年齢に限界があることを知っていました。

30歳を過ぎたあたりで、後悔しないために将来のことを真剣に考えはじめました。夫は子供はどちらでもよく、私の気持ち次第という感じでした。たぶん私のことを思って言わないだけで本音では子供がほしいんだと思いますが、2人でも楽しく暮らしていけるとも思っていたようです。

そして、経済的にも精神的にも余裕ができた34歳の時、妊活をはじめることにしました。

しかし、そんな簡単にいくはずがないと思っていたので、妊活を決意してまもなく婦人科で診てもらうことにしました。

35歳からのタイミング法


30歳を超えてからの妊活は時間との戦い
だとわかっていたので、まずは婦人科にブライダルチェックをしに行きました。

『ブライダルチェック』とは性感染症や婦人科系疾患がないか検査を行うことです。たいていどこの産婦人科でも行っているので、あまり婦人科に行く機会がない方は、結婚を機に一度行かれてみるのがいいと思います。

私は毎年の健康診断で子宮筋腫があることはわかっていたのですが、検査の結果、4cmまで大きくなっていることが判明。先生から「位置的に直接的な不妊の原因にはならないよ」と言われたものの、大きくなっていることに正直不安になりました。それでも、先生に明るく励まされたので、あまり気にせずにいこうと前向きになれました。

そして、ここから一般不妊治療がはじまります。まだ比較的時間があるので『タイミング法』からはじめることになりました。

『タイミング法』とは、その名の通り、排卵日を狙ってパートナーと性交渉を行う方法です。排卵されたかをエコーで確認する以外は、普通の夜の営みと変わりません。

しかし、半年間タイミング法を続けたものの妊娠には至りませんでした。

35歳からの人工授精


『タイミング法』を6回やっても妊娠が成立しないと、次は『人工授精』のステップに進みます。

『人工授精』とは、あらかじめ採取した精子を排卵直後に子宮内に入れる方法です。タイミング法を人の手を介してやるだけです。

簡単そうに思えますが、ちょうど排卵日に夫の出張が入ったり、仕事が忙しかったり、スケジュール調整が意外と大変でした。

仕事と違い、排卵日は予定変更ができないので働きながら不妊治療をしている女性はすごいと思います。月に数回は通院しないといけないし、施術中の痛みもあるのでツラいです。旦那さんも毎回精子を出すのがしんどいかもですが、家に帰ったらどうか奥様を労ってあげてください。

話を戻して、人工授精を6回行いましたが結果はダメでした。

先生と話をし、次は体外受精をすることに。都内にある体外受精の専門クリニックに紹介状を書いてもらいました。

36歳からの体外受精


ついにここまで来たかと思いました。ある程度、覚悟はしていましたが不安はつきませんでした。それでも時間は待ってくれないので急いで予約…。

はじめての診察でまず驚いたのは、患者の数が多いこと!待合室の座席は人で埋め尽くされていて、「これだけ不妊で悩んでいる女性がいるんだ…!」と愕然としました。少子化と言われても、子供を望む人はたくさんいることがわかります。また、有名クリニックなので地方や海外から来ているのもあるんだと思います。

そして、数百人以上いる患者を1日でさばく必要があるので、先生や看護師の方はとてもシステマチックです。私は技術力があればそれでいいと思っていたので、流れ作業的な雰囲気はあまり気にしていませんでした。人によっては良く思わない人がいるかもしれません。

先生から体外受精の流れの説明を受け、その場で次のアクションの選択を迫られます。はじめての方は、わからないことだらけでどうしたらいいのか戸惑うはずなので、事前にネットで調べておいた方がいいでしょう。あと、最後に「なにか質問はありますか?」と必ず聞かれるので、疑問点や質問をあらかじめまとめておいた方がベターです。もし可能なら、通っている人から直接お話を聞くのが一番いいと思います。

私は偶然にも同じクリニックに通っている方がいて、アドバイスをしてくださったのでそれがとても役に立ちました。ご自身も不妊治療で大変な中、助言までしてくれて本当に感謝しかありません。

そして現在、私はこのクリニックを卒業できるよう奮闘している最中です。

おわりに


今回は自己紹介なのでサラッと経緯だけ説明しました。次回からは具体的な治療内容や費用、この経験を通して感じたことを共有できればと思っています。

不妊治療で悩んでいる方も、これから検討している方も、このブログが少しでも役に立つことを願っています。

私も不妊治療に取り組んでいる最中なので温かく見守っていただけると嬉しいです。みなに幸あれ!

かりん

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