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シュトレンを焼いた話

私が初めてシュトレンたるものを知ったのは、2004年ごろ仙台市で習っていたパン教室のレシピでした。
こんなにバターと砂糖を使って作る甘い甘い焼き菓子があるなんて!と思いましたが、手作りなのにお土産とかに持って行っても喜ばれる美味しいお菓子なんです。
あれから毎年作り続けて18年かぁ、、、。レシピは毎年の様に更新して、ここ3年ほどはほぼ同じですが、少しずつ小賢しいテクニックみたいなものに飽きて、どんどんシンプルになったと思います。
今年は更に作り方までもシンプルに、きっとその昔のドイツ人はこんな感じだったのかなとか思いながら。
とはいえ、ヴィーガン仕様パン屋なので、私が作るのはバターも牛乳も卵も動物性食材を使わないで作りますが、自画自賛を許されるなら、今年も身体に優しい美味しいと思えるシュトレンが完成しました。
今日(2022/11/21)は3回目の焼き日で、午後一番で生地を作り、発酵タイム。
その間にパン屋の庭の草抜きをしたり枝の剪定をしたりしました。
晩御飯を作ってから一時発酵が終わった生地を成形して二時発酵、そして焼いた後はココナッツオイルにチャプンと入れて、その後に甜菜糖をくぐらせて冷まします。ここまでの作業で夜の12時。
翌朝に粉糖をまとわせて完成、包装してラッピングしたらやっとお客様のもとへとなる訳ですが、この2日間かかる約10時間の工程作業に付加価値を付けるのかどうか?値上げラッシュのドライフルーツやナッツなどなどを考えると昨年と同額という訳にはいかないけれど。

さぁ色々と考えないで今年も美味しいと伝えてくださるお客様の笑顔を忘れないように、年末まで焼き続けよう❗️

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