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初めてのnoteはとりあえずガンダムについて個人的な視点で語ってみようと思う。

初めましての人は初めまして、初めてじゃない人はおっすいつもありがとな´ω`)ノ

ヘイホーです!!

嘘吐きました、マリオに出てくる某お面を被った敵キャラではありません。

ぬの人です!!

著作権って恐いよね(震え声)
とりあえずnoteを始めてみようと思い、最初の題材を何にするか、どうせなら好きな物の話をするかと思ったので色々考えてました。
そしたらスマホからAimerさんの『Re.i am』がふと流れてきたのでガンダムの話でもするかと突発的に思いつきで書き始めてみました。

皆さんは機動戦士ガンダムという作品についてどんなイメージを持っていますか?

男の子向けのロボットアニメ、ロボットがカッコイイ、まあとりあえず世間一般的なイメージはこんな感じじゃないでしょうか?
そんな僕自身も、ガンダムという作品を大人になってから改めて見るまで同じような認識でした。実際リアルタイムでアニメを見ていたのにも関わらずにです。
その認識が変わったのはYouTubeでやっているGUNDAMチャンネル機動戦士ガンダムUC Re:0096という作品に触れたのが切っ掛けでした。
この作品は初代ガンダム、Zガンダムの正統続編(他にも色々あると思いますが割愛させていただきます)なのですが、本当に面白いから見た方がいいと友人から勧められていたので、いい機会だと思って毎週視聴する事にしたんですが……

まあ固定概念片っ端からぶっ壊されました

ガンダムって主人公が悩んで戦ってみたいな作品だと思っていたんですが、根本的な部分はそこじゃなくて人類の宇宙進出を題材とした人種差別人類の進化、戦争観でした。

そうしてようやく私は、ガンダムという作品を初めてロボットアニメではなく戦争物のアニメなんだと認識しました。
このガンダムUCの内山昂輝さん演じる主人公バナージくんは普通のどこにでもいそうな工業専門学生なんですが、ひょんなことからオードリーと名乗る少女に出会い自分の出生にまつわる数奇な運命に巻き込まれていきます。

俺は箱の鍵じゃない。
人間だ。
そしておまえは、人の力を増幅するマシーンなんだ。
おまえはそのためにつくられた。
人の心を、悲しさを感じる心を知る人間のために。
だから、怒りに飲まれるな。
by バナージ・リンクス

ユニコーンガンダムは従来のガンダムと違い、バナージの心に反応して動くという特殊な機体です。細かくいえばまだまだあるのですが、興味がある方は自分で調べた方が面白いので良かったら調べてみてください。
話が逸れましたが、先程も書いたようにバナージくんは、

学生です、軍人ではありません。

運命的にユニコーンガンダムのパイロットになってしまっただけで、彼は少年兵ですらありません。
ましてや人が死に続ける人生とは無縁の人生だったのに、周りの大人達は彼を無理やり戦場へと連れて行くのです。

わからない、俺には、わかりませんよ。
でも、わからないからって、悲しいことが多すぎるからって、
感じる心を、とめてしまってはだめなんだ。
俺は、人の悲しさを、悲しいと感じる心があるんだってことを、
忘れたくない。
それを受け止められる人間になりたいんです!
キャプテンと同じように!

なんなんだよあんた!
偉そうなことばかり言って!
何もできないんじゃないか!
オードリーは戦争を止めるために、あなたに会いに行った。
あなたにはその力があったんじゃないんですか!
みんな、明日の予定だって、来週の予定だってあったんだ。
あんなの、人の死に方じゃありませんよ!

戦場の中で彼は沢山の人間の死、また親しい人達が死ぬ事にずっと疑問や後悔を胸に抱え続けます。心がぐちゃぐちゃになった事だって1度や2度ではありません。それでも彼は自分の信じる大人達へ疑問を投げ続け理想を叫び続けます。

「理屈では消せんのです。恨みも……後悔も……。何も……してやれなかった……! 怖かったろうに、痛かったろうに……何も……! フィー……マリィ……」

そんな中、バナージくんの問いに答え続けるのがキャプテンと呼ばれるジンネマンというキャラクターです。彼もまた戦争で娘を亡くし、消えない憎悪の炎に包まれている悲しい大人の1人です。
ジンネマンはジオン軍に所属し終戦後に連邦軍の捕虜になります。
その頃、連邦占領軍のストレス解消を目的とした「ガス抜き」と称して各地で大量虐殺や暴行が行われ、連邦軍はそれを黙認する事態が起きており、彼の家族もその虐殺に巻き込まれます。
連邦からすればジオンの人間は悪だ、殺してもいい。
普通に考えて無茶苦茶な話ですよね?
でも現実にもこんな無茶苦茶な話は沢山あります。
それこそ人種差別や性差別なんかはそうですね。





バナージ
「あんまり、綺麗で……」
ジンネマン
「地球が汚染されてるなんて話が、嘘に思えてくるな……。だが、ここいらの空も昔より汚れている。砂漠も、もうダカールの喉元まで迫っているらしい」
「すべて人間のやったことだ。乱開発に、コロニー落としや隕石落とし。人が自然から生まれた生き物なら、人が出すゴミや毒も、自然の産物ってことになる。このまま人間が棲めなくなっても、それはそれで、自然がバランスをとった結果ということなんだろう。自然に慈悲なんてものはない。昔の人間は、そいつを知っていた。ほかならぬ、自然の産物の本能としてな」
バナージ
「……だから、生きるために文明を作り、社会を作って身を守った……」
ジンネマン
「ああ。だがそいつが複雑になりすぎて、いつの間にか人は、そのシステムを維持するために生きなきゃならなくなった。挙げ句、生きることを難しくしちまって、その本末転倒から脱するために、宇宙へ新天地を求めた」
「そこでまた別のシステムってやつができあがった。宇宙に棄てられた者、スペースノイドに希望を与え、生きる指針を示すための必然。それがジオンだ。地球に残った古い体制はそいつを否定した。出自の違うシステム同士が相容れることはないからな。どちらかがどちらかを屈服させようとするだけだ」
バナージ
「……でも、連邦っていう統一政府があって、宇宙に百億の人が住んでいる世界なんて、きっと昔は夢物語でしたよね。そういう可能性も、人にはあるんじゃないですか……? ふたつの考え方が、いつかひとつになることだって――」
ジンネマン
「みんなが平等に束ねられたわけじゃない。はじかれて潰された連中の怨念は、いまでもこの地球にへばりついている」

ジンネマンは、時にバナージを受け止め、時に戦争の現実を叩き付けていきます。劇中ではバナージの語る理想に子供の絵空事だと言って現実を突き付け、バナージと本気の殴り合いをします。それは彼が軍人だからというのもあるのでしょうが、戦争の虚しさと悲しさを知った大人の1人であるからこその意見だったのだと思います。
ジンネマンというキャラクターはガンダムUCにおいて、戦争の現実というものを明確に表現しているキャラクターです。それはフィクションではなく、限りなく現実で起きてる戦争にもっとも近い表現をしていると筆者は思います。
『やられたらやり返す』誰かを傷つければ、誰かがまた傷つけられる。だから争いは終わらない。始まった理由なんてもう誰も覚えていない。
こう考えると争いって本当に虚しいですね。

話が逸れた気もしますが、

これ以上語ると、無限に書き続けてしまいそうなので、この辺りにしたいと思います。あまりなも文章が拙くて申し訳ないですが、ご興味を持ってもらえれば嬉しいです。
ガンダムUCは普通にアニメとしての完成度はかなり高いです。今回は変な見方を紹介しましたが、Aimerさんの楽曲、BGM、ストーリー、キャラクター性、どれをとっても本当に素晴らしい作品なので是非1度ご覧下さい。
見て頂いて少しでもあなたの心が揺れ動かされれば、紹介したこちらも本望です。

長い間お付き合いありがとうございました。

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