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スナック菓子をやめてみる|めんどいので間食の選択肢も減らす

 なんとなくオーザックをカゴに入れてしまっていた。スーパーでの話だ。
 そしていつのまにか常備することが常となっていた。オーザックに限らず、様々な種類のお菓子を。

 しかしふと思う。
 なんで自分はこんなにお菓子を「常に買うもの」としているのだろう。

 お菓子は嗜好品なので、栄養摂取において必須なものではない。なのでなきゃないでいい。もちろん好きなら食べてもいい(食べすぎなければそれほど不健康というわけでもないだろう)。

 けど僕は取り立ててお菓子が好きというわけでもない。もちろんおいしいはおいしいが、やはりなきゃないでいい。手元にない場合わざわざ外に出て買いにいってまで食べようとは思わない。あれば食べる。買い物のついでに購入する。そんな嗜好度合いでしかない。

 であれば、基本的にお菓子はなくてもよくないだろうか?
 そんな思考が、買うお菓子の種類を絞ってみようという思いつきの始まりだった。

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 とはいえ小腹が空く時もあるし、甘いものが欲しい時もある。
 よって完全にやめるのではなく、常時買うお菓子を絞るだけ。

 これは選択肢の限定が狙いでもある。選ぶものをあらかじめ絞っておく、あるいは定めておくことは、ことめんどくさがりにはメリットがある。選ぶのにいちいち迷ったり悩んだりする必要がないからだ。めんどくさがりは自分にとって大して意味のないことを考えることすらめんどくさいのだ。

 なので今回の作戦は、間食のシングルタスク化ともいえる。

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 ではどう絞ろうか。せっかくなら好みと健康面の兼ね合いでベターなものにしたい。とりあえずこんな感じに考えてみた。

・小腹が空いたら→ヨーグルト、フルグラ
・甘いものが欲しければ→ダークチョコレート

 フルグラはすでに朝食用として常備しているから、新たに買うのはヨーグルトとダークチョコレートの二種類だけとなる。

 乳製品は基本的に好きだし、ヨーグルトは冷たいのでちょっとデザートも兼ねている。カルシウムや乳酸菌が摂れて健康に良さそうだし。オイコスならタンパク質も摂れてしまう。

 ダークチョコレートはカカオポリフェノールに健康効果が期待できる。ただカカオの配分が高すぎると甘くないので、実際はカカオ50%くらいの砂糖が含まれているのを買うことが多い。まあ健康が主目的ではないし、たまには甘味も悪くないだろうということで(クリームたっぷりドーナッツなどよりはマシだろう)。
 また好きなコーヒーに合うところもいい。

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 というわけで、ここ最近はこんな間食の布陣となっている。

 よってスナック菓子は完全に断ちことになったけど、これは全く問題なかった。特に食べたいという欲も湧かない。油ものを摂取しなくなったのは健康に良効果ではないだろうか。

 そして狙い通り選ぶ手間もなくなった。選択肢は「どのヨーグルトにするか」「どのダークチョコレートにするか」まで絞れているから、他の商品がいいかどうか迷うこともないので快適だ。買い物の時短にもなった。

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 もちろん、食にこだわりや楽しみを求めるなら、この話は参考にならないと思うし、参考にしなくていいと思う。これは毎日同じものを食べても平気なタチの人間の話なので。

 ただ食に限らず、世の中の各ジャンルは手を広げるとキリがないものばかりだ。そして個人のリソース(時間や資産)は限られている。なのでどこかで区切りはつけなければならない。
 であれば、自分にとって大事なこと、好きなことにリソースを割き、その他のことは最小限にまで絞るのがコスパがいいようにも思える。特にめんどくさがりとしては。

※ちなみにそんな考えが「メンドイズム」で、↓のKindle本で語っていますのでご興味あれば一読どうぞ。


その分活字を取り込んで吐き出します。