「できない」と「できる」のあいだ
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あれ?なんか今日の肉じゃがイマイチだな…
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料理をする人なら誰もが感じたことのある違和感。
いつもと同じように作ったはずなのに、なんかいつもよりおいしくない。マズくはないけど、ちょっと納得いかない…。
「いつもどおり」を本当にいつも出し続けるって、とってもむずかしいんですね。
大人でさえそうなのだから、こどもはもっと難しい。昨日できたことが今日もできるとは限らない。むしろ「昨日できたけど今日はできない」なんてことの方が多いのだと思います。
今日はそんなお話。
昨日、「約束って2種類あるよね」というラジオを配信しました。
子どもとの約束は2種類あって、片方は基本的に守られないよ…というお話。今日の記事はその背景の部分です。
人は基本的に、知らないものはできません。適当につくった料理が、ぐうぜん完璧な肉じゃがになることなんて、東京で4月に雪が降る確率よりも低い。
おいしい肉じゃがを作ろうと思ったら、その作り方を知り、レシピどおりに作ることからはじめなきゃいけない。
「できる」は「知る」から始まるんです。
でも知っただけではできないから、練習する。何度も練習するうちに、レシピを見なくてもできるようになるし、味も安定してくる。
「できない」が「できる」になる。
だけど…
「できない」と「できる」は実は直結していません。間に「できた」がある。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。