見出し画像

エッセイ あなたと私をつなぐ橋(ネコ大戦記2023 その3)

 もうすぐ今年の終わり、と言うことで今年1年の振り返りをしようかな、と思います。題して「ネコ大戦記2023」です。

 今年の6月、文学フリマ岩手に参加しました。同人誌関係のお祭りには売り手側でも書い手側でも参加したことがなく、貴重な経験になりました。

 何よりも、「本を作る」(しかも初めて作る)のが大変でしたね……。

 ネットで調べたり、資料集めたりした結果、Illustratorで無理矢理(実は複数ページに渡るとIllustratorは文字のレイアウトが大変になります)作ることにしました。扉絵が作りたかったからです。しかも滅茶苦茶作りたかったのです。


 日帰りでは行けないため、休暇をとりました。何しに行くか上司には伏せました。

 修学旅行、文化祭、小学校の遠足に至るまで「イベント終了後、倒れる」日々を繰り返してきた私、綺麗に文学フリマ岩手後も即寝込みました。実はたくさんの方と接するのが苦手なんです。必死すぎて、記事用の写真も撮り忘れました。

 それでも、本というモノを媒介にして、いろんな方が交流を持っている空間を温かく、面白いものに感じました。記念の記事も作っています。

 来年の文学フリマ岩手にも申し込みが完了しています。こと「自分自身が文学フリマで出す本」に関しては、あんまり売上を重視しない、作りモノとして面白い本を出そうと考えています。というのも、私は日中の仕事が売上や収支、市場などを重視する職種で、それはそこでやっているからいいや、と思っているんです。とはいえ、「採算が合わない活動は長く続けられらない」というのは日中自分自身が口を酸っぱくして言い続けている事業計画の基本で、いつか考えが変わるかもしれません。でも、今は、そうですね。もっと上手におはなしが書けるようになったらいいなと思います。『採算が取れる活動』をするのはすごく大変です。中身が良くて、経費ちゃんと考えて、宣伝もたくさんしなくちゃいけない。ちゃんと売れている方というのは相応の、つまり人一倍の努力をなさっていると思います。私は基本的な体力が少なめだし、社交的な能力も著しく低いです。今のところは、日中の仕事で糊口が濯げていますから、書くことの上達に労力を割きたいと思っています。

 さて、来年の岩手(盛岡)では、何食べましょうかねえ。

エッセイ No.095