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ただの日記 #27 (2024.03.24〜2024.03.30)

明日着る服のないねこの中の人のただの日記
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2024年03月24日(日)

頼まれもので財布を買いに百貨店まで遠出する。必要な要件は「小銭入れがガバッとあく」「二つ折りでない」財布である。財布は買い物難易度が高いと思う。婦人小物売り場にも、個々のブランド売り場にも、革小物売り場にも、ビジネス用品売り場にも、東急ハンズにも無印良品にもある。百貨店の上から下までなめまわし「そんな財布はない」という結論に達する。「小銭入れがガバっとあく」ってなんだ。こんなに大きな建物にあんなにものがひしめいているのに、見つからないだなんて悲しい。帰ってインターネットで探すことに腹を決める。諦めがつくので、見にきてよかった。
夜に友人に個人的なことのお祝いを言ってもらう。とても嬉しい。

2024年03月25日(月)

厚揚げを中華風に炒めるたのシーズニングの賞味期限間近なものがスーパーで安売りしていたため、買い求める。普段「○○の素」みたいなものはあまり買わないのだが、たまにはいい。作ってみると結構いける。原料をみると意外に普通の食材でできている。今度、自分で作ってみよう。

2024年03月26日(火)

社外の勉強会で遠出。20人ほどの参加者で女性は私一人である。自分としては非常に神経がすり減るんですが、これ、誰か共有できる方いるのでしょうか。気を使うのもそうだし、各回の拘束時間がものすごく長かったり、水分をとる時間がなかったり、体力的にもきついことが多い。室温も低い傾向にある。
通常勤務時間を超過した時刻に終了し、上司に一報を入れる。帰ってから入浴剤入りの風呂に入る。いい匂い。おやすみ。

2024年03月27日(水)

日曜日のおつかいの依頼主に、「ガバッとあく財布」とは何かを問いただす。小銭が取り出しやすければなんでもいいと言われる。よし。なんでもいいんだな。いくつか見繕った中で一番いい財布を買ってあげようと思う。「高いものを買うな」と言われているが、そこの指示は聞かないことにする。歳をとってからできる贅沢なんて、ほとんどないのだ。私は、今、あなたに贅沢をさせてあげたいんだよ。

2024年03月28日(木)

諸事情により新年度から職場で制服を着なくなるため、4月から出勤する服をスーツに変えなくてはならず、ずっと私制服勤務だった私はそれ用のスーツを持っていない。このため、現在スーツで出勤、あるいはスーツで出勤している夫をもつ方々に「出勤に使うスーツはどのくらいものを購入しているか、また、洗濯頻度はどのくらいか」についてリサーチをかける。
「ユニクロでいい」という現在スーツ出勤の女性からの支持が多く、ユニクロの購入を検討する。着てきて「あ。おんなじ服だね」とはならないのかと訊ねると「誰も気にしない」とのこと。そ、そうか。自意識過剰でごめんなさい。

2024年03月29日(金)

夏ものも含めた今までの制服を押し入れから引っ張り出し、クリーニングして返却するものと個人で廃棄するものとに分ける。私は私服をほとんど持っていない。具体的に言うと、夏と冬、コートなどを合わせても10着程度しか持っていない。制服を取り出すことで半分以上が空いてしまったクローゼットに一抹の不安を覚えるが、もう休日にしか私服を着ないのだから、おしゃれをしてもいいのではないだろうか。ずいぶん頑張ったし、きっとそのくらいはしてもいい。手帳に書いておく。

2024年03月30日(土)

午前中に公募を書きお昼に後輩に遊んでもらい夕方にスーツを買いに遠出する。すなわち、ユニクロである。
せっかく遠出するので、合わせてビジネス用カバンと会社用の参考書も見繕う。二つの百貨店を上から下まで探し回る。
いつもの私服(襟付きシャツと黒いパンツ。会社に通勤時もビジネス向きの服で、という規定があったため)でエスカレーターを登ったり降りたりしながら、ショーウインドーに飾ってある婦人服を眺める。高校〜大学にかけては、実家の問題があり、私は友人と遊びに行ったりほぼできなかった。社会人になってからは休日は体が動かず寝て過ごした。ああいう服をいつか着るのかな、と小さい頃は思っていたが、残念ながらいつかは来なかったので、今度は自分から好きな服を買いに来ようと思う。もうずいぶん遅いけど、今がいつかであってもいい。

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