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マンガなんてガバガバ設定でもいける!

「彼岸島」っていうマンガがあって。結構好きで、よく読んでたんですけど…

このマンガ、設定が超ガバガバなんですよね~

最初の頃は、本格的なホラーマンガだったんだけど。彼岸島に到着してから、段々おかしくなってきて。ホラーっていうより、アクションとかギャグマンガみたいになってきちゃったんです。

たとえば、彼岸島の広さに対して、施設が多過ぎるんですよね。廃鉱山があったり、研究所があったり、塔があったり。地下のダンジョンとか、超広いんです!

あるいは、そこら辺に武器やアイテムが落ちてるし。吸血鬼とか忍者とか、ムチャクチャな人数が出てくるんですよ!「え?この狭い島のどこに、そんなに人が住んでたの!?」っていうレベルで。

「実は、彼岸島って四国とかオーストラリアくらいの広さがあるんじゃないの?」って言われてるくらい!


で、ある日、気づいたんですよ。
「あ!これ、ゲームなんだな!」って。

ゲームって、誰が置いたのか知らないけど、そこら辺に宝箱とかアイテムが落ちてたりするでしょ?敵も無限に湧いてくるし。あの感覚で描いたマンガなんですよ。

あからさまに「バイオハザード」の影響受けてたりするしw

それがわかってから、気軽に読むことができるようになりました。ま、マンガなので、頭カラッポにして気軽に読めるくらいがちょうどいいとも言えるんです。

しかも、自分で小説書いたりする時にも、勇気をもらえるんですよね。「ちょっと、これ設定的におかしいなぁ」と思っても、「ま、彼岸島に比べればマシか」って、そのまま採用できるので。

マンガとか小説のおもしろさって、実は設定にはないんですよ。設定に凝れば凝るほど「うわぁ、よくできてるな」とは思うんだけど、じゃあ、それがおもしろいかっていうと別の問題なんです。

「設定的にリアリティがあるけど、ツマンナイ」よりも「『これ、設定的にガバガバだなぁ』って思われても、おもしろい」方が断然いいんですね~

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。