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『星は嘯く』のはなし

2022/2/18(金)
演劇ユニットHORIZONさんの
静岡サレジオ高等学校演劇鑑賞教室公演
『星は嘯く』に、
客演で参加させていただきました。

色々をまとめようと思ったのですが、気付けば早1ヶ月…。

ストーリー

とあるプラネタリウムで起こる2つの噂にまつわる話。

ポルターガイストが起こるそのプラネタリウムは幽霊が出ると噂されていた。噂が広まり客足は遠のく一方だが、半年前にプラネタリウムの館長になった天宮はあまり気にしていない様子。また、そのプラネタリウムには、前館長だった天宮の祖父が残した遺産が眠っているとかいないとか…。

そこに、プラネタリウムを役場の観光事業に活用しようと持ち掛ける町役場の木下と、同じくホテルリゾート計画の話を持ち掛ける「ののの不動産」の高尾&望月。そして自称「超常現象研究家」の奥村も集まり、個性豊かな面々でプラネタリウムの謎を解き明かしていきます。

2つの噂にちょっとだけ恋愛模様を交えて、物語は進んでいきます。

キャラクター

天宮(キャスト:HORIZON天野 仁さん)
半年前にプラネタリウムの館長になった男。天文学者。

木下(キャスト:春﨑 姫乃)
町役場地域観光課のお嬢さん。幼い頃からプラネタリウムに通っており、天宮のことが好き。

奥村(キャスト:HORIZON草野 冴月さん)
自称「超常現象研究家」。ポルターガイストの正体と、遺産の噂について探りにプラネタリウムを訪れた。ちょっと変わった人。

高尾(キャスト:HORIZON芝原 鴇さん)
ののの不動産の偉い人。プラネタリウム併設したホテルリゾート計画の提案に天宮のプラネタリウムを訪れる。スーツの趣味が悪い。

望月(キャスト:HORIZON髙橋 秋帆さん)
ののの不動産、高尾の秘書の女性。常に高尾と行動を共にしている。謎解きが趣味。

こずえちゃん

私は木下こずえ役をやらせていただきました。
こずえちゃんは、明るくてかわいくて、お勉強はちょっと苦手な恋する女の子です。小さい頃からプラネタリウムに通っていて、天宮さんのおじいちゃんにもよくしてもらいました。
プラネタリウムも天宮さんも大好きです。

町役場の地域観光課に勤めていて、プラネタリウムには、観光事業に協力してもらうために通っています。(というのは建前で、仕事という大義名分をもって天宮さんに会うために、観光事業の企画案として、プラネタリウムをしっかり推しました。)

今まで色々な女の子をやらせたいただきましたが、恋する女の子の役は初めてかもしれないんですよね。
こずえちゃんを通して見る世界はキラキラしていて、とても楽しかったです。

『おおいぬ座の見つけ方』

こずえちゃんを演じるのは、実は今回が初めてではありません。
HORIZONさんのボイスドラマ『おおいぬ座の見つけ方』に、天宮こずえというキャラクターが出てきます。これが木下こずえの将来の姿。天からのお迎えを楽しみに待つおばあちゃんです。

(おおいぬ座の話はまた別の記事にゆっくりまとめたいと思っています。HORIZONさんオリジナルの「星」シリーズの作品です。孫の天宮貴之が出てきます。)

『星は嘯く』は『おおいぬ座の見つけ方』を練習していた頃に、既に台本が出来上がっていて、役作りとして読み合わせもさせてもらっていました。
その頃からずーっとやりたいって(勝手に)定期的に言ってたので、嘯くでもこずえちゃんにキャスティングしてもらえて嬉しかったです。

『おおいぬ座の見つけ方』で先に76歳をやって、『星は嘯く』で22〜23歳頃をやって…。その間の人生もたくさん想像しました。本当に人生駆け抜けたって感じ。こんなにキャラクターの一生を詰めたのは初めてかもしれません。

役作りは『おおいぬ座の見つけ方』時点でほとんど終わっていたので、今回の稽古ではキャラ作りには時間をかけず、思い出話だったあの頃に戻った気分で感覚重視で舞台に立ちました。

おおいぬ座は天宮さんに会いたいという気持ちがとても大きいお話だったので、この舞台で天野さん演じる天宮昴さんと生きている時間が、とても幸せでした。念願の昴くんに会えました。
彼女は本当に人生幸せだったんです。本当に楽しく生きていたんだと思う。羨ましいな。

総括

稽古も本番も本当に楽しかったです。
こずえちゃんに元気をもらって、日々頑張れました。

学校公演というのも、新鮮でとても良かったです。学生の頃を思い出しました。
このご時世でも、学生さんに客席に入ってもらえて、舞台を上演できたこと、とても光栄でした。

関わっていただいたすべての方々に感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。

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