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WOC Group B 第16戦 イタリアGP

昨日のGroup A に引き続いて行われたGroup BのWorld of OWN Chanpionship(通称:WOC)の16戦目、イタリアGP。
その模様を今回も記事にしていく。

コース紹介

舞台はイタリア・モンツァサーキット。全長5,793m。開業当初は全長10.5kmにも及ぶロングコースであったとのことだが、改良を重ね現在の形になったという。
では、熱烈的なフェラーリファン(通称:ティフォシ)の間では"La Pista Magica(ラ・ピスタ・マジカ)=魔法のトラック"とも呼ばれているこのサーキットを紹介していこう。

いまでこそ、シンプルなコースレイアウトとなり、全コースの中でも比較的イージーなコースではあるものの、スタート直後で大きなアクシデントが起きやすいのがturn1-2のシケイン。そして、トラックリミットを取られやすい、turn6-7のレズモやturn8-10のアスカリ・シケインがある。さらに、最終turn11のパラボリカを通ってホームストレートに帰ってくる。
スクーデリア・フェラーリの聖地としても有名なモンツァ。Group Bで1-2を独占中のFerrariは今回も聖地のファンの前で、いい結果が残せるのかが大きな見どころの一つとなる。

25%のWOCでは27周で争われる。

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予選

予選開始時の出走台数が14台ということで、ショート予選で始まった。

3位以内フィニッシュでチャンピオンシップファイナルステージの出場権が獲得できるhinahawkと優勝で獲得になるhaaaa12dolfin、SSS123sss321321はどの位置からスタートするかが注目された。

そのSSS123sss321321はアタック中にスピン。コース復帰中に逆走判定を受けセッション失格となってしまう。

配信コメントでアシスト全オフ宣言をしたSW_GENOMUも奮闘する。ファーストアタックでこの時点でのトップタイム(1:20.832)をマーク。1分20秒前半がポールポジションの条件となりそうな展開を作る。

ここ数戦ポイントが乏しいMcLarenはチーム戦略をとる。KNR_TakuSappAimがNocon7782にトーを使わせ、1:20.680をマーク。

ここ数戦調子のいいspider_yu-kiは残り時間わずかとなり、2回目のアタックにでるも、アスカリ・シケインの出口でスピンし大破。タイムが残せていれば、タイム更新が見えていただけに、悔しいリタイアとなる。

ランキングtopを誇るFerrariのTraveler-Shun7は1:19.721をとり、これがポールポジションタイムとなった。
pilot_LECは時間ギリギリでアタックし1:20.137を記録。2番手とし、Ferrariはフロントローを独占した。

予選中に5グリッド降格ペナルティを受けたhaaaa12dolfinは最後尾からのスタートとなった。

予選最終結果

決勝

LAP3-4

フロントローを独占したFerrari勢は順調に後続を引き離し3位と4秒以上の差をつける。
ポディウムを目指すhinahawkはハードタイヤスタートで1ストップ戦略をとる。
チーム戦略が光るMcLarenはタイヤ戦略を2人で別にしてきた。Nocon7782はソフト、KNR_TakuSappAimはミディアムにした。

優勝を狙うSSS123sss321321はハードスタートだったが、この周でピットインしミディアムに変更する。

もう1人優勝を狙っているhaaaa12dolfinはアスカリ・シケインでスピンし順位を6位から14位までロストした。

LAP5

この日のアスカリ・シケインは"魔法"がかかっていた。
まず、シケイン明けでmaguro61がスピン。熱ダレを起こしたのか、パラボリカの途中でレースリタイアとなった。
そして、LAP5にシケイン出口でSW_GENOMUがリタイアすると、そのすぐ後にFax_Verstappen1が入口でリタイアする。すぐさま、SCが入り、リアルF1の予選が迫る中でドライバーのフラストレーションが溜まり始める。

あまりに早いSC出動にタイヤ戦略が分かれ始める。
トップを快調に飛ばしていたFerrariはダブルピットでハードタイヤに変更。
この間にハードスタートのhinahawkをはじめ、spider_yu-ki、MayoPika_UnChuがステイアウトしたため、Traveler-Shun7の前に3台が入ってしまう。

McLarenもダブルピットにするが、Ferrariとは異なり、Nocon7782はミディアム、KNR_TakuSappAimはハードに変更した。

LAP10-15

レース再開したこの周、息を吹き返したhaaaa12dolfinが躍進する。turn3でwonder02boyをとらえると、アスカリ・シケインでage0507seedをかわす。
しかし、これについてきていたSSS123sss321321がパラボリカでしかけ、HONDA勢の争いへと発展する。
LAP13ではパラボリカ手前ではDRS検知ゾーンをめぐってのブレーキング勝負もあった。
6周にわたる激しいレースの幕切れは、レズモでMayoPika_UnChuがリタイアしたことによるSC出動によって終わってしまったが、Group Aのバトルに続いて素晴らしいデッドヒートがみられた。

LAP16

このSC出動は1ストップ戦略のhinahawkにとっては恵みとなる。このタイミングで新品ミディアムに変更できた。
前を走るFerrariとMcLarenはタイヤがないため、ステイアウトを選択せざるを得なかった。

LAP20-21

レース再開となった翌周(LAP20)だった。ステイアウトしてタイヤが厳しかったNocon7782(ミディアム)がアスカリ・シケインでトラックリミット判定となり、3秒ペナルティをもらってしまう。これを受け、チームオーダーを発動したMcLarenはKNR_TakuSappAimを前にいかせる。
しかし、このチャンスを出場権がほしいhinahawkとhaaaa12dolfinは逃さない。翌周(LAP21)にかけてNocon7782をかわし、順位を1つずつあげた。

LAP22-23

"魔物"はまだ気が済まないようだ。レズモでage05075seedがスピンしてウィングを破損。VSCが入る。
翌LAP23でレース再開もここまで粘って走っていたVirgo_0707がturn7でリタイアする。
そして連鎖は止まらず、タイヤ摩耗が厳しかったMcLarenのKNR_TakuSappAimがパラボリカで、RedBullのhaaaa12dolfinはレズモでスピンしてそれぞれ10, 9番手まで落ちてしまう。

LAP26-27

"魔物"は最後まで気を抜かない。turn7でwonder02boyを回すと、レースそのものを落としにかかる。ほぼ全車がレースから離脱してしまったため、運営の判断でLAP27は赤旗🟥中断となり、LAP26時点での結果を最終結果として扱うことになった。

その他、審議の末、RedBull-Akatsukiに3秒ペナルティが与えられることとなりSSS123sss321321が6番手になった。
その他の結果は以下の通り。

決勝最終結果

総評

Group Aとは異なり、SCが複数回入るというレース展開となった。
その中でもタイヤ戦略を考えたMcLarenチームとhinahawkであったが、運を味方につけたhinahawkが3位表彰台を決め、ファイナルステージ出場権を獲得した。
SSS123sss321321はこのレースでドライバーズ4位に浮上。
そして注目したいのが、spider_yu-kiだ。WOCに名称変更してからの3戦すべてで4位フィニッシュでコンスタントにポイントを稼いでいる。今回はDriver of the dayにも選ばれ、13ptをもぎ取った。ドライバーズランキングでは11番手に位置付けている。しかしながら9,10番手がこのGPでチーム戦略を見せつけたMcLarenチームなだけに、今後のこの展開にもしっかりと着目したい。

次戦はマイアミ。新コースでも熾烈な戦いがみられることを期待して、筆をおこうと思う。

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