楠部文の短編絵本から「さすらいのティースプーン」をブレンダーで動かしてみた!
君の家にある、セットで買ったスプーンやフォーク、その中で、いっぽんだけ行方不明になってないかい?
「家のどこかにあるはずよ!」ママさんずっと探してる。
だけど、見つかるはずがない。その一本は旅に出たのさ…
こんにちは、今回はブースで販売している楠部文の短編絵本から、「さすらいのティースプーン」をブレンダーでモデリングして、動かしたり、3Dプリントするまでの、制作過程のご紹介です。
最初はスプーンを作るチュートリアルをやってみようと思ったんですが、すでにあるんですよね、すばらしいスプーンの作り方が!リンクを付けましたがM‐デザインさんのこれですね。
なので、スプーンさんに生えている手足と、スカーフ、角砂糖の風呂敷つつみを作ってみることにしました。
過程の動画をYouTubeにUPしています。ぜひ参照ください!
スキンモディファイヤを使ってモデリングして、頂点をそのままボーンに変換していますが、面白いのは、単純な形状であればトポロジーを気にすることなく、面倒な指なんかも造形できるところです。ワイヤーフレームを確認すると、こんな感じで結構きれいな構造なんですよね。
今回は3Dプリントが目的なので、上記のようなスキンモディファイヤを使った「簡易ボーン」でも十分役立つのですが、この方法で簡易なアニメーションまで、作れたりします。
という訳で、楠部文の「よみきかせ絵本、さすらいのティースプーン」に、今回作った「スプーンさん」の無彩色の3Dプリント出力をおまけで付けて、下記リンクのboothで販売しています。
オリジナル版は、2007~2008年に幼児向け雑誌に掲載され、本としては尺が短かったり、カット的に使われた小作品たちで、埋もれるのは勿体ない出来なので、これからも少しづつ出してければ…と思っています。
展示会の情報なども発信しています。現地でお会いできるのを楽しみにしております!