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【図解】「タイプ分け™」とは 〜あなたはどのタイプ?タイプ分けで上手くいくコミュニケーション

コミュニケーションは難しい。
〜問題は相手?自分?相性?それとも?〜

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一緒に仕事をするときに、やりやすいと思う相手もいれば、やりづらさを感じる相手もいます。いろいろな理由がありますが、相手との関係性に大きく影響する一つの要素が「コミュニケーション」です。

「なぜいつもうまく伝わらないのか」
「この人と話しているとイライラするのはなぜだろう」
「なんでもっとはっきり言ってくれないんだろう」

コミュニケーションでつまづいたとき、あなたはどんなことを考えますか。自分の責任だと感じたり、相手のせいだと思ったり、相性の問題だと思ったりしないでしょうか。

人は、一人ひとり違います。見かけや考え方が異なるだけではなく、ものごとの理解のプロセスや、得意な表現方法も違います。

「一人として同じ人間はいない」

頭の中ではそのことを理解しつつも、私たちはふだん、気づかないうちに自分を基準にしたコミュニケーションをとっているものです。しかし、すべての人に一様なコミュニケーションを取れば、そこには緊張、抵抗、対立、不満、齟齬、ストレスといった問題が生じることになりかねません。

加えて、今日の世界は、グローバル化、価値観の多様化が加速的に進んでいます。時代は、相手に合わせた「テーラーメイド」なマネジメント、リーダーシップ、そしてコミュニケーションを求めるようになってきているのです。

そこで重要になってくるのが、「違い」を活かすこと、そして、「違い」を可能性へと高めるスキルです。

相手に合わせて関わり方を変えることで、より効果的なコミュニケーションを交わすことができるようになります。

とはいえ、漠然と「相手に合わせてコミュニケーションしよう!」と思ったところで、実際には何から始めればいいかわかりません。そこで活躍するのが、「タイプ分け™」という考え方です。

「タイプ分け™」とは

「タイプ分け™」は、「人をもっとも特徴づけるのは、他者とのコミュニケーションである」という前提に立ち、臨床心理学、組織行動学などをベースにつくられたコミュニケーションの分類方法です。

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「感情表出」と「自己主張」という2つの軸で、コミュニケーションのタイプを次の4つに分けて考えます。

それぞれのタイプの特徴を簡単に示すと下記のようになります。

4つのタイプの特徴

コントローラー: 行動的で自分が思ったとおりに物事を進めることを好む
プロモーター: アイディアを大切にし、人と活気あることをするのを好む
サポーター: 他人を援助することを好み、協力関係を好む
アナライザー: 行動に際して多くの情報を集め、分析、計画を好む

この2つの軸は、企業に勤める2万人(20歳以上)を対象に、対人関係やリーダーシップに関する調査を実施し、その結果から導き出されました。

自分のタイプを見分けるためのポイント

自分のタイプを知り、自分では当たり前と思っていたことが、自分特有の考え方やアプローチだと気づくことで、「では相手はどうなのか?」と興味関心をもって向き合うことができるようになります。

それこそが、相手に合わせたコミュニケーションを始める最初の一歩です。

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上記の一覧を参考に、自分は何タイプか考えてみましょう。

当てはまる項目が多いものが、あなたのタイプです。上司、部下、同僚、家族などの周囲の人にも聞いてみてください。周囲からのあなたに対する認識が、自分の認識と一致するとは限りません。

以下は、それぞれのタイプの特徴と関わるときのヒントです。

上司、部下、同僚など、相手のタイプを知る

相手のタイプを知るには、タイプ分け診断ツールを本人に受けてもらうのが一番確実な方法です。それが難しい場合は、自分のタイプと同様に、上記表を参考に相手の行動パターンを観察し、タイプを予想します。

「タイプ分け™」をコミュニケーションに活かすには

自分のタイプと相手のタイプがわかったら、それをふだんのコミュニケーションに活かすことができます。

自分のタイプがわかると、自分の行動パターンや考え方についてより深く理解できるようになります。また、あなたや部下のタイプは4タイプに止まらず複数のタイプが混在したパターンかもしれません。相手のタイプを知ることで、コミュニケーションの幅は大きく広がります。

関連記事:あなたのタイプは?

「タイプ分け™」活用の留意点

「タイプ分け™」は、あくまでもコミュニケーションの1つの切り口として、相手に興味関心を寄せ、観察し、理解するためのツールです。「タイプ分け™」を利用するときには次の3つのポイントを理解しておく必要があります。

1. 決めつけに使わない
2. それぞれのタイプに優劣はない
3. 人格や人との関わりを限定するものではない

「タイプ分け™」の目的は、あくまでもどのタイプの傾向が強いかを理解することであり、その人がどのタイプかを決めることではありません。

ほぼ100%コントローラーの人もいれば、2つのタイプを併せもつ人、また、立場や役割、場、さらには相手によって表出する出るタイプが違うというケースも珍しくありません。

なので、単純に「あの人は●●タイプだから」と決めつけてしまうことは危険です。また、タイプによる優劣もありません。

こうした点を忘れてしまうと、本来コミュニケーションの可能性を高めるはずの「タイプ分け™」が、決めつけや関わり方の限定につながってしまうので、注意が必要です。

そもそも、人をたった4つのタイプに分けることなどできません。

しかし、ともすると、自分と「同じか、違うか」「いいか、悪いか」「好きか、嫌いか」といった二極化に陥ってしまう傾向がある私たちにとって、こうした新たな切り口で相手との関わりを見直すことは、新たな可能性の入口となります。

タイプ分け™」がコミュニケーションの新たな可能性をひらく「鍵」に

繰り返しになりますが、私たちは無意識のうちに、自らのコミュニケーションのパターンを、他者とコミュニケーションを交わすときの基準としています。

たとえば、あまり話さない相手を前に、沈黙に耐えられず、しゃべりすぎてしまうことはないでしょうか。
威圧的な態度の相手を前に黙ってしまったり、逆に、自分も攻撃的になったりする、ということはないでしょうか。

そんなとき、「タイプ分け™」を通して、自分をよく知り、相手を理解できていれば、そうした自動的な反応ではなく、違いを受け止め、戦略的に関わるための余裕をもつことができるようになります。「タイプ分け™」は、コミュニケーションの新たな可能性をひらく「鍵」のようなものということもできるかもしれません。

今回ご紹介したのは、「タイプ分け™」活用のほんの一部です。興味をもたれた方は、ぜひ、書籍などを通してさらに「タイプ分け™」活用の可能性を探求してください。

自分のタイプを調べる:
アプリで「タイプ分け™」テストを受けるには

iPhone/Android向けアプリ「タイプ分け™」は、上司、同僚、部下、友人など、周りの人とのコミュニケーションを協力にサポートするアプリです。

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現在のあなたのタイプを診断することはもちろん、周囲の人がどのタイプに当てはまるか、チェックすることもできます。また、タイプ毎にコミュニケーションを取る際のヒントなども知ることができます。

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