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そうか、ピザが私を幸せにしてくれるわけではないんだね

火曜日は、1枚買うと、もう1枚ついてくるお得な”Pizza day”!!
ジンバブエで、私の住む地方でご馳走はピザなのだ!なんの変哲も無いピザ。この経済終わってるジンバブエで、君なしでは生きていけないよ!大好き!

この日は、Mサイズ一枚がUS5ドル(約550円)の所、2枚で同じ値段。
友達のギニア人と2人でシェアをする。
2枚食べると、二人がお腹いっぱいになる。日本人の私からしたら、このピザはそんなに高くは無いけど、ジンバブエにしてはとても高いピザなのだと思う。
学校の先生の給料が月US100ドル(約1万円)しか無いのだから、よくよく考えたら、高い。

ピザの箱を持ってると、いろんな人に「ちょうだいちょうだい!」と言われるのが目に見えてるので、ピザの箱を見えないようにカバンにしまって
二人で歩く。

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ギニア人は、チリソースが大好き(写真左上)。
ピザにも肉にもドバドバかける。
タバスコが売ってない代わりに、どろっとしたチリソースが売っている。

ギニア人の彼は、知人の彼氏である。
私の活動先とは関係無い、外の人と話せると心が軽くなる。
ギニアはアフリカの国ではあるが、ジンバブエでは彼は私と同じ外国人だからなんとなく同志だと思っている。

「私、ピザが食べれて幸せだよ!」となんとなしに言ったら、そのあとドラマは起きた。
「マジで?僕はいつも幸せだよ!」と返された。

そうか、ピザを食べなくても彼はいつも幸せなんだ。ガーン。
そう、ピザを食べるのは瞬間の事。
幸せっていうのは、常に感じていられるんだよね、本当は。

私には、近年、落ち込んだら読み替えしている大好きな本がある。
れいわ新撰組のメンバーで東大の女装の教授として有名な安冨歩さんの著書「あなたが生きづらいのは自己嫌悪のせいである」の中の幸せについての記述を想起させた。

この本での幸せについての記述が興味深かった。
Amebaブログのプロフィール欄には「何をしている時が一番幸せ?」という質問があるらしく、この場合の幸せとは「何かをする事」と結びつけている。何かをして、テンションをあげている事で、不愉快さを感じないようにしている事が幸せだと。
それはどこか資本主義的で、常に刺激を与え続けないともっともっと欲しくなる、どこか偽物の幸福感なのかもしれない。

幸せとは、急に発熱するのではなく、微熱でもなく
平熱の事なんだろうなあと。
しみじみと、ゆったりとしたあるがままの状態。

行動して、テンションあげて、楽しい時間を持って、、、
そういう事をしなくても常に「幸せ」なのである。
彼の言った事を文字にして、改めて今「幸せって深いなあ」と
一人噛み締めている。

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