見出し画像

「わたし史上最高のおしゃれになる!」を読んだ3年後の話

以前、昨年の秋から服を半年間買わないチャレンジをしたという話を書いた。

この記事を書いた頃(今年の春)、Voicyで尾石晴さんが、「わたし史上最高のオシャレになる!」という本を紹介していたらしく、私と同じ自分軸手帳部の仲間の多くが、この本を手にしていた。

私、実はこの本、3年半ほど前に読んでいた。
読んで3年以上経ってどのような変化があったかについて、今回は書こうと思う。


ファッションに関する悩み、コンプレックス

読んだ当時、私が働いていた会社は、アパレルや化粧品業界などとも関わりのあるBtoB製造業だった。
社内に一緒に仕事している人たちも、ファッション業界と長年関ってきた人が周りに多い。さらに、私はマーケティング部の中でも社内クリエイター(アートディレクター、デザイナー)を抱える部門で働いていたので、周りにおしゃれな人が多かった。
業界を生半可に知ってしまっており、良い商品・悪い商品がわかってしまったり、トレンド情報も常に入ってくる状態だったのだ。
だからなおさら
「自分のおしゃれのこだわりポイントってなんだろう」
「私はどんな服が着たいんだろう」
「私に似合う服はなんだろう」
「こういう場では何を着るべきか」
・・・などと言った根本的なことでぐるぐる悩んでいた。

それ以前からずっと自分の服選びに自信がなかった。
クローゼットが溢れるほど服があるのに、明日着ていきたいと思う服がない、と思うことがしょっちゅうあった。
朝熟考して選んだ服だったのに、通勤中や会社でガラスに映る自分の姿を見ると”なんで今日こんなコーディネートで来ちゃったんだろう”などと凹むことが多かった。


服の選び方の本は当時複数読んでいた


コロナ禍になり、在宅勤務時間が増え、
家を仕事しやすい環境に整える必要が出てきたため、
部屋を大幅に断捨離して私物を大幅に減らしたくなった。
特に服の減らし方・選び方の本にアンテナが立ち、複数読んだ。

  • ”わたし史上最高のおしゃれになる!”  の他

  • ”「似合う」の法則”

  • ”服を買うなら、捨てなさい”

など。


今手元に残っているのは「わたし史上最高の〜」だけで、当時の手帳の読書記録にも、「わたし史上〜」はとてもよかった本としてマークされている。

他の2冊は手放してしまったのでうろ覚えだけれど、これら3冊に共通して書かれていたこととして、
私たち日本人は服の選び方の教育ってあまり受けていない、という話があったと思う。
確か「似合うの法則」の方だった気がするが、
私たちはTPOとか決まった服の選び方みたいなことを社会人になってからもあまり習わない。そのため、本当にフォーマルな場とかでもフォーマルじゃない服を着てしまうことが多いみたいなことが書かれていたと思う。
確かにその通りで、私も服の選び方を学校や職場で学んだことがない。
自分で他の人が着ているものや店頭にあるものを見たり、雑誌やSNSを参考にして選んでいくしかない。
毎日食べる食材の選び方(栄養バランス)、料理の作り方は家庭科で習うのに、毎日着る服に関しては、作り方は習うのに選び方は習わないのは不思議な気もする。


自分が着たい格好や服の形、ブランドについての分析

「わたし史上〜」に書かれていた主なメッセージを大雑把にまとめると、
● 自分に何が似合うかを知るのが大事。
 色とか形だけでなく、どんな雰囲気になりたいかを考えて服を選ぶのが大事
自分のベースとなる服の色とか形を決める。
ということだった(と思う。)

読んで以降、私は自分が着たい服の形とかブランド、
メインカラー・サブカラーにアンテナが立って、かなり服の断捨離が進んだ。

それまでの私は、服の色に関して、自分に似合うか似合わないかという観点が欠落していたと感じる。
例えば今赤い服は持ってるから今度は青い服を買うみたいな感じで、既に持ってる服にかぶらないという基準で選んだり、
なんとなく流行とか店頭に並んでるのを見てこの色がいいなっていう感じで自分に似合うかは全然考えてなかった。

読んだ直後に、自分のしたい服装、ベースにしたい色などを手帳にまとめていたものを見返してみたら
・シンプルでトラッドな格好
・ベースはやっぱりモノトーン
・やめる色:茶色とか紫
などと書いてあった。

確かにその前から、私って茶色ってあんまり似合わないなって薄々思ってたのだが、少し前に茶系の服が流行ったからか、茶色のパンツとか結構あった。なのでその辺を全部断捨離した。

3年間、ベースカラーとシンプルさを意識し続けた


その後3年間いろいろライフスタイルの変化もあって
コロナ禍でほとんど出社しなくなったこともあって
選ぶ服とかの系統(フォーマル度合い)は変わっていっが、
・黒や紺をベースにシンプルに
・差し色は茶色などの中間色ではなく、青や赤などはっきりした色を少し
という自分で決めたを忠実に守っていったら、クローゼットがシンプルになってきた。
色が絞られてきて、買わない色も自分で分かるようになってきて、選ぶのも楽になってきた。
茶色の他、水色、黄色なども似合わないなとはっきりわかってきて。
当初ベースカラーの一つに考えていた「グレー」も、明るいグレーはあまり合わないというのがだんだんわかって選ばなくなって。


そしたら色だけでなく形にも統一感が出てきて、昨年頃から、「もうこれがあればいい」という定番の服をベースに回せるようになってきた。

それがこの記事の初めで紹介した「服を買わないチャレンジ」半年間達成にもつながった。

服を買わないチャレンジを経て

半年間、新しい服を追加せず、手元に残った「ベースの服」だけで過ごしていくと、
古い服でも好きな服はどんどん好きになり、着るたびにアガるということがわかってきた。
それらの共通点を探るうちに、似合う色、形への理解がさらに深まった。
そして、ファッションへの興味、探究心が増した。

半年経った今年の春、買うことは解禁したが
今度は買わないことが当たり前になったため、敢えて買いたい服ってなんだろう?とわからなくなった。
今の「ベースの服」に匹敵するくらい、似合って好きになれる新しい服を、失敗せずに1発で選べるだろうか?
と。
その際の判断材料としても、
ファッションに関する情報収集のための基礎資料としても
昨今巷でかなり浸透している「パーソナルカラー診断」「骨格診断」を受けたくなってきた。
自分で似合うと思うベースカラーは決めて数年過ごしてきたが、誰かに客観的にみてもらいたい。世間一般の型にはめるならどのタイプなのかを知りたい。と思うようになったのだった。

というわけで今年の5月に診断を受けたわけだが、その話は長くなりそうなのでまた別の記事で書きたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?