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指輪物語TRPG『霧の星』第1回

はじめに

基本ルールブック付属のシナリオをLM(ロアマスター)として遊んでいます。
メンバーはスターターセット付属のシナリオを遊んだ面子でそのまま遊んでいます。
オンセツールはFVTT、ボイスはDiscordを使用しています。

今回はまだシナリオ本編は始まっていませんが、多少のネタバレを含みますので、今後プレイヤーとして遊ぶ予定のある方は自己責任で閲覧してください。

プレイヤー・ヒーロー

4人から成るカンパニー

ウーナ(バルドの民の闘争者)
バルドの民の裕福な商人の娘。幼少の頃より、王の竜退治の物語を聞いて育った。大人になったウーナは必然的に戦士となり、商人たちの護衛として故郷から遠く離れた西の地までやってきた。商人たちは取引を終えて故郷へ帰っていったが、ウーナはふさわしき強敵と戦ってその実力を示したいという強い思いに駆られ、見知らぬ土地での冒険に挑戦する。

モリエル(北方の野伏の守護者)
若くしてエリアドールの民を守ることにすべてを費やしてきた。族長のアラゴルンは遍歴の旅として南方に下り、各地でサウロンの手先と戦っている。族長不在の今、より一層エリアドールの守備を固めなければいけない。モリエルは任務の合間にブリー村の踊る小馬亭に立ち寄り、各地から集まってくる情報を仕入れることにした。

パラディン・トゥック二世(ホビット庄のホビットの伝令者)
5年前のホビット庄の冒険(スターターセットの冒険)の後、興奮冷めやらぬパラディンはその熱狂の赴くまま旅に出た。冒険者となって5年、幸運にも彼はまだ生きていた。その歳月は威勢が良いだけの若者を、思慮深く分別のある旅人へと成長させた。基本的には特に目的もなく物見遊山の旅を続けているが、ときどき手紙や言伝を届けたり、旅人の案内などをつとめたりもしている。今日も彼は何か面白いこととの出会いを求めて、ブリ―村の踊る小馬亭を訪れるのだった。

アウストリ・ステイルアンブロット(ドゥリンの民のドワーフの探宝者)
アウストリは復活したエレボールで鍛冶や工芸の技を高めてきた。だが年月が経つにつれ、トーリン・オーケンシールドがそうしたように、失われたドワーフの宝をその手に取り戻したいという思いが強くなってきた。今こうしている間にも、父祖の宝が悪しき者どもに穢されているのは我慢ならない。アウストリは鎚を置き、斧を手に放浪の旅に身を投じた。

物語

東街道と北街道が交わるブリー村は、上古の時代から存在し続けているという噂だ。この村の中心あたりにある一軒の旅籠踊る小馬亭は、村の誰も思い出せないほど昔からここに建っている。
ヒーローたちはそれぞれの目的を胸にブリー村に到着し、体を休めるために踊る小馬亭に向かう。 小馬亭自慢の自家醸造の極上ビールを口にしながらくつろいでいると、周りで話している連中からこんな噂を耳にした。
「最近とある場所で突然人がいなくなる事件が何度も起きているそうだ。」 

その話が終わるか終わらないかのうちに小馬亭のドアが音を立てて開き、一人の老人が入ってきた。灰色の衣を見に纏い、銀のスカーフを首に巻き、長くて先のとんがった青い帽子を被った老人だった。

魔法使は突然に

彼はつかつかと小馬亭の中に入ってくると、顔見知りのアウストリとモリエルを見つけ、笑顔で寄ってくる。
アウストリの知り合いであるウーナは、話に聞いていた魔法使との会合に興奮気味で目を輝かすのだった。
ガンダルフは「かの噂が真かどうか確かめてきて欲しい」と言い、こっそり聞き耳を立てていたパラディンをカンパニーの最後のメンバーに指名し、「後は任せた。わしは急ぎの用があるでな」と急ぎ足で出て行ってしまった。

カンパニー

こうして結成されたカンパニーは、翌朝日の出と共に起床し、ガンダルフの忠告通りサルンの浅瀬へ向かうのであった。
※旅路の詳細は下記の旅路シートを読むとわかりやすいです。

旅路シート

道中ハプニングもあったりしたが、8日かけて無事にサルンの浅瀬へたどり着いたカンパニー。
そこはホビット庄を守るために渡し場を監視している野伏たちの拠点があった。
巧妙に隠された拠点には、ハルバラドという名の背の高い野伏がいた。
彼はモリエルと親しげに挨拶をし他のメンバーには丁寧な挨拶をしたが、パラディンを見つけるとニヤッと笑う。
そう、実は5年前の冒険で二人は一度会っていたのだ。

そうして親睦を深めながらこの地で休息を取ることにした一行。
ハルバラドから目的地は北方王国時代の遺跡だと知らされるが、件の古塔からは星のような青い光が放たれているのが、数十マイルも離れたサルンの浅瀬からでも見えた。
その光は、夜が更け暗くなる空の中、一層輝きを増していくのだった――


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