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取るに足らない頭の中を、とりとめもなく書き綴る

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七緒栞菜です。書かない日常より書く日常の方がほんの少し心躍る。楽しい日でも、寂しい日でも。毎週月曜夜更新。
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記事一覧

人脈という言葉への後ろめたさ 七緒栞菜

 人脈があると言われると、どこか後ろめたさがある。  そもそも私に人脈はないし、利害関係…

hengeni books
1日前
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顔見知り以上しがらみ未満

今日は、前々回の続きを書こうと思う。 こちらの続き。 今日はおばちゃんがうちに来た。 うち…

hengeni books
7日前
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味わう読みと、噛み砕く読み 七緒栞菜

 久しぶりに本に線を引きながら読んだ。逆接の接続詞は三角形で、順接の接続詞は丸で囲う。用…

hengeni books
2週間前
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健やかなご近所づきあい 七緒栞菜

 私は精神的に豊かであると思えるつながりを取り戻したい。  家の近くの川沿いをパートナー…

hengeni books
3週間前
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霞が晴れることはなくても 七緒栞菜

学生時代をあまり思い出せないのが悩みだった。 学校へ行き渋っていたという記憶だけが頭の中…

hengeni books
4週間前
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味玉ラーメンか ラーメン味玉トッピングか 七緒栞菜

みなさんはラーメンにトッピングをしますか? チャーシューにメンマ、コーンに白髪ねぎ。ラー…

hengeni books
1か月前
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何番目のトイレに入るか 七緒栞菜

入って何番目のトイレに入るか 向かって何番目の水道を使うか 引き出しの中身の配置と重なり方 給食のおぼんの上のお皿の位置 ピアノのテキストを鞄に入れる順番 私は一度決めるとそれをやめられなかったり、決めていたことと少し違うと気持ち悪さを感じたりしてしまうめんどくさい性格の持ち主です。 小学校の頃に使っていたトイレの位置を 今でも思い出せます。 小学校の頃に使っていた水道の位置を 今でも思い出せます。 引き出しの中身の配置と重なり方は、 今では思い出せないけれど 決めていた

安心と信頼の違い 七緒栞菜

 昨日読んだ本に「『安心』と『信頼』は異なる」と書いてあった。その違いは「不確実性を許容…

hengeni books
1か月前
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偶然でありながら必然である 七緒栞菜

「偶然であり、必然である。」という言葉が矛盾しないことはありえないのだろうか。 私はあら…

hengeni books
2か月前
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「適当」な料理 七緒栞菜

久しぶりにレシピを見ながら料理を作った。 今日の夕ご飯はキーマカレー。 ①たまねぎを2つ…

hengeni books
2か月前
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書くことについて 七緒栞菜

突然、ふっと絶望に吸い込まれそうになる。 未来に思いを馳せるとき、今が幸せではないのでは…

hengeni books
2か月前
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静かな都内 七緒栞菜

先々週の、ある1日の日記。 高円寺が好きだ。吉祥寺が好きだ。 今回訪れたその2箇所を、私は…

hengeni books
2か月前
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シゴトハクエスト 七緒栞菜

仕事はあちらからやってくる。 強者が来れば来るほど、 「お、ついに来やがったか、おぬし。」…

hengeni books
3か月前
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今から逃れる 七緒栞菜

 保育所の頃どう思っていたのかは覚えていないが、小学生の頃は「早く中学に行きたい」、中学生の頃は「早く高校に行きたい」、高校生の頃は「早く大学に行きたい」、大学生の頃は「…何になりたい?でも、何か早く違うものになりたい」と思い続けてきた。  とにかくいつでも、「今」から逃れたかった。そして過去の私は「今」から逃れる手段として、「未来に進むこと」しか知らなかった。  その頃は、未来に対する期待感はかろうじてあって、きっといつか楽しく思える時が来るという静かな祈りのようなもの