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他人の不幸は信じない

はじめましての人も、
前から知ってる方も、
ごきげんよう。

偏光です。

蜜の味とか思う以前に。

しかし不遇ではあるから、
なるべく周りの者たち込みで対処してやれ。
不幸と思い込んでいては太刀打ちできないが、
不遇に対しては「対処」が出来るぞ。

(文字数:約1000文字)


 私個人の、
 わりかし特異な感覚だと思うんだが、

 一族の呪いを身に浴びてきたし、
 何なら今現在も背負っていて、
 普通経験しなくていいような、
 過酷な目にも遭って、
 現実に相当な地獄も見たんだが、

 不幸だとは思っていないんだ。

 何なら運が良い、いや、
 最強レベルに幸運くらいに思っている。
 これまでに少なくとも3回は、
 命が繋がったり寿命が延びたりしてるからな。

 つまり幸不幸と苦楽は別次元だ。

 故郷の一族と両親を、
 散々悪く言ってるように読まれるだろうが、
 付き合う距離感によっては、
 面白かったり妙に可愛かったりと、
 結構良い人たちだろう事は理解している。

 ただ我が子の一人を、
 堂々と失敗作だと思い込みながら、
 日々接して恥じなかった点において、
 その子である側からは至極真っ当な、
 恨みを忘れずにいるだけだ。

 誰が忘れてやるものか。
 これぞ臥薪嘗胆だよ。

 少なくとも私の両親は、
 自分たちで思い込んでるほど不幸じゃない。

 「この程度の貧乏人は不幸だなぁ」と、
 若い頃勝手に見下してきた感覚が、
 今現在の自分たちを責め付けてるだけだ。

 コイツさえ生まれてこなければ、
 もっと暮らしやすい良い家に住んで、
 自慢できる子や孫に囲まれてと、
 そもそも存在していない理想と見比べて、
 今現在の生活を嘆いてるだけだ。


 物事が上手く進まないのは、
 ひとえに自分の行動か状況か、
 先祖からの因縁が悪いだけであって、

 あるいは「『それらが悪い』と、
 思い込まされ続ける呪い」を、
 受けてきただけであって、

 苦しみの最中にいる奴が、
 幸せを感じたって構わないし、
 「アイツ笑ってるぜキモw」とか、
 「アイツが好きなもんダサw」とか、
 親からだろうと言われる筋合いなんざねぇ、
 と私は思っているし、

 周りから幸せそうに見えてる奴だって、
 悩みくらいは抱えてるに決まってんだよ。
 その悩みが取るに足らないものかどうかも、
 外側からは計り知れん。

 そのへんは世界全人類が、
 大前提の共通認識であれくらいに、
 私は思っているんだが。


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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