はじめましての方には失礼。
　前から知ってる方にはごきげんよう。

　偏光です。

　今回正直に言ってちょいとばかし、
　苦言を呈したい。

（文字数：約500文字）

　先日地下鉄に向かう地下道の、
　保全工事も影響して狭まった所を歩いていた時に、

　ちょうど向かい側から、
　道いっぱいに横並びのカップルが、
　おしゃべりしながら歩いて来たわけだ。

　お互いを見つめ合いながらのおしゃべりは、
　実に楽しかろう。

　困った感じに壁スレスレを通るおばさんには、
　気が付かなくても致し方なかろう。

　そこは構わない。
　しかしだ。

　いつかお互いへの恋心が冷めていったなら、
　貴方たちは今隣にいる彼氏または彼女を、
　今気付けもしなかった、
　おばさんあるいはおじさんのごとく、
　扱うようになるからな。

　これは呪いではない。
　人間という生物のあるあるだ。

　他者を意識せずに済ませている者は、
　己側の情愛が目減りしただけであるものを、
　「他者」に見えた途端それまでの身内すら、
　当然のようにぞんざいに扱い出す。　

　どちらかが他者の困惑に気が付いて、
　前後一列に並ぶよう促せる関係が理想だ。
　あくまでも私個人の好みによる苦言ではあるが。