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小説執筆の極意指南

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光ごときが何をか言わんやですが、
 まぁ聞いてくれ。

(文字数:約2000文字)


  小説の講評を頼まれたのですが、
  ひと通り書き進めていくうちに、
  ここからは偏光に関心を抱いた全ての人に、
  伝えたい内容だなと思ったので、
  記事にまとめました。


小説に対する大原則

  主に白い紙に対する、
  主に黒インクでの印字のみ、

  という極限的な制約があるからこそ、

  技巧も規則も本質的には必要が無い、
  最も自由な表現形式です。

  作者の意志が正解です。

  ただし、
  作者が正解、ではありません。

  より繊細な言い方をしますが、
  作者の意思、でも、
  作者の意図、でもありません。

  作者の意志が正解です。


読者への心遣い

  従って作者は、
  読者という一人一人の人間に向けて、
  自らの意志だけは示す義務があります。

  ・タイトル
  ・ざっくりでもあらすじ
  ・記事ごとの文字数

  上記三種だけは、
  事前に記載しておいた方が良い。

  一人一人の人間に、
  読むかどうかの選択権を与える、
  心遣いというものです。

  一般的な書籍に文字数はありませんが、
  書籍全体の厚みが代弁しています。


あらすじとは別に梗概

  作品全体を最後まで、
  どれだけ長尺の小説だとしても、
  1200文字程度の文章で表したものです。

  キーワード的な構想メモではありません。

  呈示しなくても良いですが、
  作っておいた方が無難です。

  「そんなものは書けない。
   何が飛び出してくるか、
   自分でも分からない面白さを楽しみたいんだ」
  であれば、
  是非その旨を記録しておきましょう。

  なぜなら過去の自分も他人だからです。

  今現在の自分、
  そして未来の自分からは、
  理解など及ばない別人です。

  また一旦書き切っておくことにより、
  作品全体の色調が定まります。

  きっちり決め尽くさなくても構いません。
  シリアス6、コミカル2、エロティック2、
  くらいの割合でも良いです。

  人間はそうきっちりと、
  一度決めたものから外れない生き物ではないので。
  (もしかするとそこをきっちり固められる方が、
   信頼性が高く部数も伸びる、
   れっきとした小説家なのかもしれませんが、
   私は小説家である前に人間でありたい。

   もしかして売れる小説家になりたい方は、
   私の記事なんか読んでいる場合じゃありません。
   即刻お引き返し下さい。)


自分のキャッチフレーズ

  好きな世界観や、
  自分の得意分野的作風を、
  端的に表すフレーズを、
  2、3文は作っておくと良いです。

  なるべくなら事あるごとに、
  自ら堂々と言い出せるものを。
  おそらく言い続けているうちに、
  作風にも備わってきます。

  ちなみに私の場合は、

  ・由緒正しい馬の骨
  ・ユーモアだけは添えるように心がけた、
   ペーソス&シビア
  ・日の光が眩し過ぎる人の役に立つ

  です。

  余談ですが偏光の偏は「偏り」よりも、
  「偏」本来の字義である、
  「平たく引き延ばして遠くにまで伝える」
  を意味します。

  私自身のイメージから、
  そう離れてはいないと思いますが如何でしょう。


それはともかく半狂乱

  とか言って、
  Pixivで丸4年は中断していた作品を、
  noteに移設公開しようと決めた途端、
  封印していたその先の展開が、
  脳内から溢れ出して眠れない眠れない。

  いやホンマに何をしていても、
  頭の片隅で話が動き、
  文章がこねくり回されている状態。

  狂っているか狂っていないかの、
  二択で断言するとしたら、
  間違い無く狂っている。

  小説以外の別の生産活動に、
  時間なり神経なり使った方が、

  社会的にも生活的にも、
  きちんと自活しているまともな人に、
  外側からは思われやすいと言うのに、

  って正直自己嫌悪自己否定を続けながら、
  別人格からは物理的にも攻撃を受けながらの、
  過去40数年だったわけよ。

  それでPixivでの反応は無しのツブテですもの。
  そりゃ腐りますよ。
  無しのツブテって言い得て妙よね。
  「無し」そのものがぶち当たって痛いのよね。

  私のような状態にまで至った方に、
  かけ切れる言葉など、
  見出し画像に使わせて頂いた、
  そのフレーズしかないのです。

  あるいは配偶者が言ってくる、
  「Keep Writing」
  (・ω・)しれっとスパルタ。

 
  小説を書きたい方に、
  現在書いている方は、
  くれぐれも自由を堪能して下さい。

以上。 
ここまでを読んで下さりありがとうございます。

  

何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!