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【空想】アリへの憧れ

空想のお話です。すべてフィクションです。              ゆるっと読んでいただけると嬉しいです。            Peeping lifeをご存知の方はあの感じの世界観で読んでいただけると助かります。


学校の帰り道のこと

A:アリっていいよなー

B:え、なんで?

A:だってご飯運ぶだけで一日終わるじゃん?

B:え、重労働じゃん。重労働したいの?

A:いやいや違うよ。何も考えなくてもいいからうらやましいなってことだよ。

B:そういうことかー。アリって何のためにこんなにえさ運んでるんだろうね。

A:女王アリと自分のためじゃないの?

B:え、あ、女王アリのためなんだ!

A:ちっちゃいころ本で読んだ気がする。違ってたらごめんよ。

B:それじゃあ女王アリのほうがよくない?なるんだったら。

A:あーたしかに。ご飯の時間待つだけ出しね。

B:そうそう。ご飯持ってきてもらってる間は女王アリはなにしてるんだろ。

A:えー、わからないなー。巣の掃除とか?

え、マジ?じゃあアリの巣の中って意外ときれいなのかな?

A:いや、嘘だよ何信じてるんだよ。

B:いや、うそかよ。

A:あー、明日テストだね~。勉強した?
B:いや、赤点確定だよ。まぁでもいいやー死ぬわけじゃないし

そしてAはしっかりテストで90点台を取っていた。

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