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ウー●ーイーツの悲しみ

中学生の息子が、流行りのウー●ーイーツを使って、ファストフードではない美味しいハンバーガーを晩御飯に食べたい、とリクエスト。そこで、専門店らしきお店を選び、ポテトフライとドリンクのセットでそこそこお値段が張るのを3セット注文。
アプリでは、配達する人の移動状況がリアルタイムで確認でき、「あ、近くの踏切待ちだ」「家の前に着いた!」などとワクワクしながら待ちました。

さて、無事届いたセット。箱を開くと、あれ、ドリンクが見当たりません。どうでもいいようなドリンクではあったけれど、それも込みで、結構なお値段だったので、まずは配達員さんに電話。でも出ない。仕方ないので、ウー●ーのアプリにある機能で、届いた品に不足や不備があった時のクレーム窓口に事情を書き込んでみたところ、コールバックも、配達員への確認もなく、即座に「返金処理」がされました。

……。なんというか、殺伐とした気分になったのですが……。というのも、足りなかったのは、おそらく原価数十円と思しきペットボトルのお茶2本。でも、返金されたのは、バーガーとポテト込みのセット代金×2セット分の代金だったから。
お店が配達員にドリンクを渡すのを忘れたのか、配達員が我が家に届け損ねたのか、原因は判然とせぬまま、あっさり返金処理。つまり、我が家はタダで、それなりのハンバーガーとポテトを2セット頂いてしまったことになるわけです。お店は大損。場合によっては、配達員もペナルティで配達料がもらえなかったかもしれない……。そんな気持ちになりながら食べるバーガーの、なんと味気ないこと。
いや実際、冷め切って、パサっとしたパティ、温かかったらもっと美味しかったろうポテトがダンボール箱に鎮座している光景は、ものすごく殺伐とした感じだったのです。

ウー●ー。ナイスアイデアだと初めは思ったけど、なんか血が通ってないんだな。たまたまこの店とこの配達員との巡り合わせが悪かったのかもしれないけど、プラットフォームとしても、なんかいけてない。コロナ禍で飲食店が大変だろうと思うと、配達の外注化は助かるんじゃないかと思っていたけど、仕組みとして、かなり雑駁な感じが否めない。米国ではこういう感じ、気にされないんだろうか。私の感覚が古いんでしょうかね。

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