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2023年最初の映画はチャップリン!

あけましておめでとうございます。
2023年最初の記事が1月4日となってしまいました。
12月31日は妻側の家族たちと実家の近くのファミレスに集まり忘年会、
1月1日は自分の兄弟や子供たちなどと母のところに集まって恒例の新年会、2日は大阪在住の会社の同僚が大学ラグビーの応援で東京に来たので池袋で飲みました。

1月1日は総勢21名の新年会

さすがに3連チャンのヘビー飲みはきついですね。
昨日は家でゆっくりして、今日は田端にある小さな映画館でチャップリンを観てきました。

シネマ・チュプキ・タバタ

最近、北区のMAPで知った映画館。
初めて行ってみました。

この映画館を運営しているのは2001年から目の不自由な人たちと共に映画鑑賞を楽しむために、言葉による映像の解説をいち早く手掛け、視覚障がい者の映画鑑賞をサポートしてきたボランティア団体です。
2016年春にこのバリアフリーの映画館を設立し、その後は目の不自由な人たちだけでなく、耳の不自由な人や車いすの人、子育て中の人など、様々な理由で映画館に行くことをためらってしまっていたどんな人でも安心して映画を楽しんでいただくための活動をなさっています。
チュプキとはアイヌ語で月や木漏れ日などの「自然の光」を意味するそうです。
座席数20席と小さな映画館ですが、確かに木々の自然の中にいるようなゆっくりと落ち着いた気分で映画を鑑賞することができました。

チャップリンをやっています

今日観た映画はライムライトです。
人生に失望し自殺を図った踊り子とかつては人気道化師だった初老の男性の話です。
生きる上での応援メッセージがいっぱいつまった映画でした。
・生きることに意味などない。生きるのに必要なのは願望だ。
・星に何ができる?太陽は資源を無駄遣いにしている。太陽に意識はあるか?ないよ。君には意識があるんだ。
・死と同じように避けられないものがある。それが人生、生きることだ。
若いころに一度見たきりでしたが、この歳になってまた見るべき映画だと思いました。

この作品は戦後の1947年「殺人狂時代」以降、アメリカでの人気が喪失されていたチャップリン本人の自伝的要素を盛り込んだ映画とも言われており、出演者にも子供など家族が含まれています。
最後の舞台のシーンではサイレント時代に人気を二分したバスターキートンと共演していますが、これはキートンが経済的困窮の状況にあったことを聞いたチャップリンが共演を持ち掛けたと言われています。

ライムライトのワールドプレミアを作品の舞台となったロンドンで開催することに決め、1952年に家族と共にニューヨークからロンドンに向け出航しますが、その2日後にアメリカはチャップリンの再入国許可を取り消すことになります。
その後、チャップリンはスイスに移住し、1972年にアカデミー名誉賞の授与で20年ぶりにアメリカの地を踏みます。
ライムライト後の自分の人生自体も、まるでライムライトの映画後半に描かれているように感じ、あらためてチャップリンの偉大さを感じます。

映画を観たことはなくても主題歌「テリーのテーマ」は誰でも一度は聞いたことのある名曲ですね。

ちなみに踊り子テリーを演じたクレア・ブルームは91歳で現在ご健在とのことです。

2023年、いい映画館でいい映画を観ました。
今年もよろしくお願いいたします!


おまけ
昼はお目当てのタイ料理屋でハーブ情報でもと考えていましたが、年始でまだ営業していませんでした。
今年もハーブ情報を発信していきます!
よろしくお願いいたします。


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