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クリア後の考察

ネタバレを含むのでクリアしてない人はここで引き返してくださいね

セールは終わっているようですが、ミステリ好きにはおすすめです。


※新しく記事を書くのが嫌なので(一つにまとめておきたい)時々追記してます。

クリアの興奮さめやらずで、誰かに聞きたいことがたくさんあったこのゲーム。(周囲にゲーマのいない孤独よ)あれってどういうことだったの?という考察(と言うよりただの感想)を自分なりにしていきたいと思います。(ネットの海に繰り出して考察を漁るのは自分の考えをまとめてからにします。じゃないと後悔しそうなので)

謎その1、まずはヘンリーお前じゃ!!なんなんだあの懐中時計は!それとクリア後に気が付いたんですけど、調査書に最初から印がついてるページ!なんでそこに死体があるって知ってたの?

あとコレ↓

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スタートした時に主人公がもらう鞄じゃないのかね?………やだよこの人、医者なのに!(医者だからなのか?)怖いわ。実はこの人の探究欲のために犠牲になったのはペットの猿だけではないのでは?とクリア後に思いました。(この人はあの懐中時計を最初から船内に持ち込んでいたから印がつけられたんですよね、怖!)

あと、だとしたらバスクアが死んだのニコルズのせいだと分かっていたんじゃないの?ヘンリーは検死したときに気がつかなかったのかな?(気づいていて無視してたらもっと怖い!)

謎その2、それはあなたですアビゲイル。なぜあの嵐(そしてイカ)との戦いの最中にノコノコ出てきてしまったの?(他のシーンに一切登場しないのに)呼び止められたマーティンもさぞ驚いたことであろう(というか可哀想)客室は船長室の隣だし(それにアビゲイルは遺体が寝かされていた場所がアビの部屋だと思うので)そこで待っておればあんなことにはならなかったのに!

謎その3、陽気なイタリア人のバスクアさんです。多分この人の客室も船長室の横だと思うのですが、彼はニコルズに刺された時なぜあんなとこにいたのか?

フォルモサの王族と画家は時代背景を考えると乗組員と同じ階でもおかしくないけど、イタリア人のバスクアは客室使ってそうなんだけどなあ(まさかバスクアも貝殻狙ってたとかじゃ無いよね?)

その4、フィリップ・ダールの行動。鎖に綱がれていたのは間違い無いけどどうやってその鎖を切ったのか?そしてなぜ箱に手を突っ込んだんだ!ジョンの足を切ったのは事故だったのかなあくらいに思えますが(フィリップはスウェーデンの人なので北欧人といえばバイキング。きっと海の怪物に対して警戒していたから人魚をに逃すか殺すかしたかったけど、止められて揉みあいになってジョンを切ってしまったとかだと思ってます)あの丈夫そうな鎖を道具も無しに(多分道具は落ちてなかったと思うんですよね)切るって海の男がいかに屈強でも無理やろ。

その5、何故あのできる男でありこのゲームの良心であるマーティンがなぜニコルズなんかより下の階級なのか?と言うかむしろ影は薄いけどジョン・デービーズとかの方がニコルズよりもしっかりしてたじゃないの。(カニともイカとも戦ってたし)そしてデービーズといえば、デービー・ジェームズのことも気になる。

なんであの人逃げちゃったのか。ポール・モスが持ちかけたのか、ヘンリーが持ちかけたのか知らないけど自分の司厨手が先に逃げちゃうとか、デービーズは本当に不運で可哀想だった。(ヴィアテルのことも事故だったのに罰金取られてるし)というかこの四等航海士付き司厨手のジェームズ、いつも怯えているか隠れているかしているので余程逃げたかったんでしょうね(モロッコでジェーン・バード嬢とどうにかなったりしてるんですかね?)

そういえばポール・モスは一等航海士付きの司厨手なのにあまりウィリアム・ホスカットと一緒にいなかった印象(むしろホスカットと一緒にいたのはこの船のアサシン。ヘンリー・ブレナンの印象)これも謎といえば謎だ、一体どう言うことなんだろう

あと、操舵士のドルトンがイカに捕まったあと船長は船をどうするつもりだったのだろう?(と言うかあの規模の船の操舵士が一人はおかしいと思うが、ゲームだし、これ以上人数増えても困るからいいのかな 笑)そもそも、追って来られないようにするためとはいえ槍で刺すとかニコルズ酷い!

その6、マーティンの死。これは本当に何度も見たけどわからない!最後にポール・モスに部屋の鍵をかけさせたのはなんでなの? あと死ぬ間際に、これで帰港できるといったのも謎。人魚を海に帰すと船が戻る仕組みが全然わからない、命を助ける代わりに船を帰港させてくれとマーティンが頼んだわけではないし(人魚は心が読めるとか?でもリム様は殺してたし違うか)

でもマーティンの思いは人魚には通じてたかも(多分)急に大人しくなったし。でもその後の惨劇がねえ……、アルフレッド、ヴィアテル、デービーズ、ランケの不幸な連なった死、ボルコフとモスの死、そして最終章の船長までの流れはかなりの地獄ですよ。みんな誰一人として死ななくてもよかったんじゃ……。と思ってしまった。

そうなるとある意味マーティンはあの不幸の連鎖を知らなくてよかったのかも……船は一応帰港できてるけど、報告書読むと最後の嵐で沈んじゃったとあるし。人魚は船を帰すことしか頼まれてないから、その中の出来事には関与しないだろうし仕方がないのかもしれないですけど辛い。

それと最後の謎は、やはりニコルズのことを書かないとかな。この全ての元凶、サー・ニコルズこと、エドワード・ニコルズ二等航海士様です。

ニコルズは何故あんなに犯行馴れしていたのか?バスクアの時とかなんの躊躇なく殺してるじゃないの!あのシーンで「この身のこなし、初犯ではないな!」と思いました。あと何故リム様やイトベンを連れていったのかが解りません、箱も貝殻も高価なものだと思ったのなら物には用があってもフォルモサの王族なんぞ足手纏いでは?(もしかしたら追いつかれた時のための人質だったのかなぁ?)サーとか呼ばれてたし(ナイトなの? それとも準貴族?)身分も高そうなのに、手癖が悪いとかなんだが謎の多いキャラだな。(追記:調べたらそもそもあの時代フォルモサに王族なんていなかったらしいです、言われてみればリム様も公主様とは呼ばれてない、だとするとこの一行は何者なんだ)

※追記

とここまで船長のことを何も書いてなくて反省したので、船長の謎を一つ、何故上半身裸だったのかは兎も角(しかも強い)船長の殺した人数がおかしいと思うんです、ウイリアム・ホスカット、ヘンリー・ブレナン、ルイス・ウォーカーの3人だったと思うんですけどEDで4人になってるんですね。もう一人は誰だ?まさか自殺もカウントされてるんだとしたら流石は東インド会社だとしか!(もしかしたら宗教的な理由かもしれないけども)と言うか船長もある意味で被害者なんだよなあこのゲーム。


ここから先はただの感想で、思い入れの深かったキャラのことなどを書いていきます。

まず、船匠スミスとその助手ギブズ、アルフレッド甲板長と甲板手のチャールズ・マイナーはなかなかいいコンビで死因を特定してて切なくなりました。アルフレッドはフランス野郎とか呼んでたけどもチャールズ・マイナーとは厚い信頼関係にあったのでしょうね(マイナーは報告書の罰金が酷い!あれは事故だよ。ズンギには悪いけどさ)船匠の親方スミスは本当に格好良かった。仇をとったんだね、と言うか銃を貸せって親方の声だったんだね!(最初わからなかった)

掌砲長のウォルフは不幸な死に方で(あれは怖い)、掌砲手のヴィアテルは猜疑心の塊になってしまって可哀想ではあった(でも個人的にはデービーズのが可哀想だと思ってます、これも事故よね)

士官候補生のチャールズ、ピーター、トーマスの三人組はこのゲームの癒し!三人とも仲良くて(ED見るまで全員同じ声の人だとは思わなかった 笑)ちゃんと戦ってたしそこそこ頼りになるし。だからその分、死に様の酷さに項垂れたのをよく覚えてます。(そしてこのあたりの捜査が一番3D酔いしたのでした 笑)個人的にはトーマス・ランケの「置いていかないで!」のシーンが辛い、そしてあのシーンのホスカットはとてもいい人(しんみり)ピーターのお母さんに伝わるといいね。(さらにしんみり)

あとはマバ!特定するのにものすごく時間がかかった!最後の方に消去法で解きました。逆にターバンのオミット・グールはターバンからプリンスオブペルシャを連想して当てた(推理とは?)行方不明者は容赦なく全員怪物のせいで海に転落して死んだに違いない!と勘で死因と名前を当ててしまい、本当はどうやって当てるのが正しかったのかがいまだに不明です。でも甲板手のネイサン・ピーターズは兄がどうこう言い出したので、名簿から兄弟を割り出し「先に出てきた方が兄だろうと見せかけてからの弟に違いない!」という謎の勘が働き、事務長のダンカン・マッケイは手に持っていた書類で当てました。(やはり本来はハンモックの番号から地味に当てるのかなあ?)インド人はそれで当てて、アクバルは消去法だった。

エプロンをつけてた船医助手ウォレス、家畜番オファレルがよくごっちゃになりました(主に見た目)料理員もだけどここら辺は特定にあまり苦労した覚えはないです。

ちなみに最後に残ったのは死体の見つからなかったジョージ・シャーリーです。この人誰?って言いながら最後まで残り、しかも死因もすぐに特定できなかったという(そのまま忘れていた)

中国人は全員顔と名前を見て「これっぽい」という理由で当ててました(これは多分、職業的勘です 笑)と言うかヒントってあったのかな?ボルコフ以外のロシア人も同じように顔と名前があってそうな人を選んで一発でした(推理とは)と言うか服装や態度、そして勘で当て過ぎたために特定の仕方がよくわかってない人が多いです。後で調べよう

あと、リム様は人魚に捕食されてると思って全然特定されないので、最後に死因を総当たりで当てました。死因は爪だったのね(人魚紛らわしいよ!)噛みつかれてても捕食じゃないの少し納得言ってません 笑

あと人魚のトゲが意味不明でした、なんであんなにトゲだらけでカサゴみたいなの?模様も縞模様でまんまカサゴやん!人魚ってもっとイルカみたいなイメージだったのでアレを人魚というのはちょっと嫌だなあ(顔怖いし)カニに乗っかってたあれよりは怖くないけど(あれはなんの魔物なんだろう?カニに乗ってる魔物とか全然わからないし見たことない!)何かあるのかな?北欧神話とか全然詳しくないのでヒントが欲しい。

と、ここまで長々と書きましたが(流石に全キャラのことは書けないですね60人は多いよ)本当に新しい面白いゲームでした。これは映画とかドラマでは表現できないように思います。(と言うか映画やドラマならわざわざ見ないかも。60人近くの人が死ぬ作品とか気が滅入りそうだし)そもそも、現代だと表現規制があって(マバのシーンとか全カットだよ多分)作れないでしょうね。そう言う意味ではプレーヤーが自ら行動しないと見れないようになっているために、表現規制が掛からないゲームという媒体に非常にマッチングしたソフトでした。

本当は二周目がしたいんですけど、記憶がはっきりあるのでやりたくないです。むしろこのゲームの記憶だけ消したい。笑

何も知らない状態でもう一度、オブラ・ディン号に乗り込みたいです。

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