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ペイント大全:ベーシスト列伝

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定期購読マガジン『ミニチュアペイント大全』2017年〜2019年のエントリーから、ミニチュアの台座を彩る『ベースデコレート』関連エントリーをピックアップした買い切りマガジン。ジャ… もっと読む
この買い切りマガジンでは、乾いた土、石畳、斜面、水たまり、荒地、草地など、色々な地面を作る方法が細… もっと詳しく
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記事一覧

ペイント大全:ベーシスト列伝 もくじ

ようこそ!ミニチュアのいる場所には、当然色々な情景がありうる。ベースデコレートは、ミニチュアの完成度、臨場感、物語性を高めてくれるものだ…。 『ペイント大全:ベーシスト列伝』は、ミニチュアの足元を彩り、作品に奥行きと臨場感、そして物語をもたらす「ベースデコレート」を扱うエントリーを(全てではないが)厳選して収録した買い切りマガジンである。 『ペイント大全:ベーシスト列伝』は、定期購読マガジン『ミニチュアペイント大全』から選りすぐったエントリーをまとめたものだ(『ミニチュ

🔰ペイント大全ベーシック:テクスチャーサンド伝説 2023

よくぞ来た。ベースデコレートとは、ミニチュアの立っている「ベース」に、そのミニチュアがいる「舞台」を作り彩ることだ。シンプルに地面を表現するものから、まるでミニジオラマのような野心的なものまで色々ある。 今日はまず、シンプルかつ実感溢れた地面を作るテクスチャーサンドでのベースデコレート方法を紹介しよう。これは「手軽」で「シンプル」だ。だがそれは「ダサい」「手抜き」を意味しない。 君はこの記事を読むことで「岩が散らばり、あちこちに草が生えた地面」のベースデコレート方法を知る

ペイント大全マスターズ:ベーシスト列伝〜ボール紙→石畳奏法〜

よくぞ来た。「テクスチャーサンド伝説」では、岩の転がる野外のベースデコレートを紹介したけど、ミニチュアのいる場所には、当然色々な情景がありうる。今日は、野外と並んでオールドスクール・ファンタジーによく合うベースデコレートの一つ「石畳」の手軽な製作法を紹介しよう。手軽だからと言って、出来がお粗末な物にはならないぜ。身近な物を材料にスゲエ物を作る。それが「情景野獣〜シーナリービースト〜」の本領だからだ。 今回紹介する「石畳」は、ショウケースでミミックのベースとなる(石畳のペイン

ペイント大全マスターズ:ベーシスト列伝〜コルクシート→斜面 奏法〜

よくぞ来た。ミニチュアのいる場所には、当然色々な情景がありうる。ベースデコレートは、ミニチュアの完成度、臨場感、物語性を高めてくれるものだ。 「テクスチャーサンド伝説」では、シンプルかつ基本となる「岩の転がる野外」のベースデコレートを紹介した。「ベーシスト列伝:石畳」では、ダンジョンの回廊を思わせる石畳をボール紙で仕上げた。どちらもベースの上面にテクスチャーを作って、そこにミニチュアを置くというやり方だ。 今日は、ベースに高低差のあるスロープ(斜面)をつける方法を紹介しよ

ペイント大全マスターズ:ベーシスト列伝 テクスチャーヨーグルト奏法

よくぞ来た。ミニチュアのいる場所には、当然色々な情景がありうる。ベースデコレートは、ミニチュアの完成度、臨場感、物語性を高めてくれるものだ。 「テクスチャーサンド伝説」では、シンプルかつ基本となる「岩の転がる野外」のベースデコレートを紹介した。「ベーシスト列伝:石畳」では、ダンジョンの回廊を思わせる石畳をボール紙で仕上げた。「ベーシスト列伝:斜面」では、高さのあるベースを、コルクボードの積み重ねとサンドで表現した。 今日は、コルクボード奏法よりもゆるいカーブをつけ、また、

ペイント大全マスターズ:ベーシスト列伝 水のある風景をつくる

よくぞ来た。ミニチュアのいる場所には、当然色々な情景がありうる。ベースデコレートは、ミニチュアの完成度、臨場感、物語性を高めてくれるものだ。今回俺が紹介するのは、水のある風景…池や沼といった湿地のベースデコレート法だ。先日公開した別エントリー「ベーシスト列伝:テクスチャーヨーグルト奏法」を応用し、各種ベースデコレートテクとあわせつつ、ぬかるんだ地面や水辺の表現をじっくり見ていくとしよう。 湿地と言うエキゾチックな場所君が相当ラッキーでない限り、天然の湿地が家の近くにある人は

ペイント大全ショウケース:トロール パート8(ぬかるんだ地面、沼の水、水際の湿り表現)

よくぞ来た。前回のショウケースで、トロール本体が仕上がった。今回はいよいよ地面に取りかかる。 一連のショウケースが始まる前に、『マスターズ:ベーシスト列伝(水のある風景をつくる)』を発表してある。アンダーコート前のトロールをベースに配し、水辺の情景をサンドやストーンで表現したやつだ。未読の人は読み直してくれ。 今回は、デコレートした地面や水面をペイントするだけでなく、前回ショウケースで作った『つけま草』やターフ、ライケンなどを活用して、様々な植物も生やしていくよ。それじゃ

ペイント大全ショウケース:シャドウ パート5(枯れ草と土、トップコート、グロス)

よくぞ来た。前回のショウケースで本体が完成し、ベースのペイントと仕上げを残すのみとなった2体のシャドウ。今回でいよいよ完成だ。ミニチュアが完成に近づいてくると、気持ちと手が急いてしまいがち。でもここでじっくりと進めることで、完成度は驚くくらいに変わる。ベースの仕上げとトップコートは、料理で言えば「盛り付け」にあたる、大切なステップだ。 それじゃあ早速行ってみよう! ベース:たまにはこういうこともあるよな!

ペイント大全マスターズ:ベーシスト列伝 ローリングピン奏法

よくぞ来た。ミニチュアのいる場所には、当然色々な情景がありうる。ベースデコレートは、ミニチュアの完成度、臨場感、物語性を高めてくれるものだ。ミニチュアペイント大全では、様々なベースデコレート法を紹介してきた。たとえばそれは: などだ。これは今後、さらに増えていくだろう。ベースデコレートはミニチュアに物語を与える大切なものである一方、まとまったハウツーは驚くほど少ない。ミリタリーモデルや鉄道模型シーンに根付いた技法の数々も、ミニチュアシーンではいまだ知られていない技法も多い。

ミニチュアペイント大全 総合もくじ(2024年4月20日更新)

イントロダクションここは定期購読マガジン「ミニチュアペイント大全」の目次だ。ここに来れば、君はペイント大全の何がどこにあるかをたちどころに把握できる。下の「目次」を使えば、それぞれのエントリーに飛べる。 エントリーの最初に🔰がついているものは、ペイントを始めたばかりの初心の友にまず読んで欲しい、いわば基本中の基本を扱うエントリーだ。 それじゃあ、楽しんでくれ! 執筆:籾山 庸爾 🔰ペイント大全の読み方・進め方ペイント大全は、初心の友からハードコアなベテラン趣味人まで