モヤシを食った。2

いつも仕事帰りに寄るスーパーではモヤシが一袋30円しない。なのでどうやって食うか考えも無く買ってしまう。
それで、帰って冷蔵庫に仕舞おうとすると野菜室には既にモヤシがあったりする。前日買ってまだ食っていないのだ。なのでとにかく昨日のモヤシを食わねばならない。
元々食うあてがあって買っていないので何の料理も浮かばない。

生で食ってみるか、な。
オレは前日のモヤシを丼にあけた。
こう書くと丼を「ドン」と読む人がいる。ドンブリだろう。丼ものをドンモノと読む人がいる。これがオレには気持ちが悪い。ドンブリモノ、だと思うのだが。
さて、モヤシを洗わないと家の人に怒られるのでサッと洗って、水気をきって、ごま油を回しかけた。そうして全体をよくかき混ぜた。そこに塩昆布をパラパラパラとのせて、さらにかき混ぜた。キャベツでよくやるヤツだ。
例によって湯呑みにお湯を半分程、その上から芋焼酎をトクトクトク。
コクリ。
パクり。
生のモヤシ、良いじゃん。
とここまで書いて、スマホでモヤシを調べていたら、どうもおおっぴらにモヤシの生食はお薦めしてはいけないようだ。オレはとっくに食ってしまったし、家の人も食った。何事も無かったのだが。タイなんかではよくホーのトッピングに生のモヤシがある。生春巻きなんかにも生のモヤシがある。
しかし、お薦めしてはいけないようだ。
兎に角オレはタップリ生のモヤシをご機嫌で食ったし、実に旨かった。
まあ、そんな事があったという話。

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