「面白い」を熟成させる

これは一人っ子だからかもしれない。

ずっと自分と壁打ちをして生きてきたようなタイプだからか、○○が面白い・好きを言うことが少なかった。でも、自分の中のオタクが、「うへへ面白いぞ…」となると、相当暫くじわじわと嵌っているようなタイプだ。

だから、ひとめぼれレベルで「○○が好き」ってなっても、それは大体自分にとって嘘だ。勢いあまって「○○が面白いかも」って上っ面のまま言っちゃうともう終わり。周囲の人との「約束」のような義務感が生まれて、まっすぐに向き合えなくなってしまう。

「ここしばらくの自分、あまりこれだというものに巡り合えてないな」と思ってたけど、変に周囲に公言するのが良くないのかもとふと気が付いた。何となく自分の中で面白みを熟成させる期間が必要だ。もちろんその最中に飽きることもあるけれど。ある対象に対して、なぜ面白いか・何が面白いかみたいなところをつかむまでは、自分に秘するのが私らしい。

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