大晦日のじいちゃん
こんなことを記事にして良いものかと考えたけど、せっかく書く仕事をしているのだし、手持ち無沙汰なので書いてみようと思う。
2023年大晦日、今現在祖父が生死の境を彷徨っている。
昨日の昼ごろに病院に搬送され、今も病院にいる。
母が医師に聞いた話によると、いつ亡くなってもおかしくないそうだ。
昨日、母からLINEで「じいちゃん緊急搬送された。今日か明日が山らしいわ」と連絡があった。
連絡を受けて母に電話をした。
私「じいちゃんどんなんなん?私今日帰った方がええん?」
母「もうあかんのちゃうか」
私「また回復するんちゃうん?」
母「知らんわ。本人に聞かな分からへん笑」
私「本人に聞いても分からへんやろ笑」
母は笑っていた。
私たち家族はじいちゃんの危篤をわりと明るく捉えている。
89歳、今年に入ってから何度か危ない状況になったことがあったけど、その度にじいちゃんは生きながらえている。
「いつ亡くなってもおかしくない」と連絡が来た翌日に、元気にごはんを食べていたこともあった。
じいちゃんは若い頃にも何度か死にかけている。
子供のころは腸チフスにかかり、船乗り時代は大阪湾で乗っている船が沈没した。
その度に、親族は「もうあかんかもしれへん」と本気で思ったらしい。
それでもじいちゃんは死ななかった。
そんなわけで、親族は半ば「まあ大丈夫やろ」と思っている節がある。
なんというか、心の準備ができている。
もし復活したらそれはそれで嬉しいし、そうじゃなかったとしても、祖母や兄弟の待つところに行けるのは幸せなことだろうと思う。
「さみしい」「もっと生きていて欲しい」という気持ちはある。
ただ、こればっかりは天に任せるしかない。
とここまで12/31に書いていて下書きにしていたのですが、じいちゃん復活して、ごはん食べれるようになったらしいです。
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