受託から自社サへ転職した感想

2021年ももうじき終わりますね。私は1月に転職活動を開始して、4月には自社サへの内定を頂き、6月に無事入社することができました。
簡単に経歴を紹介させていただくと、未経験→SES4年→受託3年半→自社サ7か月←イマココ

ところで、自社サへ入社してから全く浮上していなかったため、7か月働いてみた感想(ポエム)を書いてみます。
自社サで働くことに興味がある方の参考になれば幸いです。

まず始めに労働環境的な部分ですが、入社2か月間くらいは月あたり30時間超の残業を自主的にしておりました。やはり不慣れなことが多く、十分にパフォーマンスが発揮できていないと感じたためです。その後は月あたり30時間を超える残業はしていません。平均10時間~20時間くらいでしょうか。
システム部はあまり残業するような雰囲気ではないですが、事業部門側は結構残業している感じです。
入社してから11月くらいまでは月あたり半分を超えないくらいの出社率で、半分以上は自宅でリモートでの勤務でした。入社する前からの説明通りって感じです。最近は感染者数が減ってきたので、半分を少し超えるくらいの出社率になってきた感じです。
会社のオフィスは4月に移転したばかりでゆったりめで綺麗です。ただ私が入社した後にも社員は増えていってるので、再び移転するのもそう遠くないでしょう。
業務で使うPCはノートPCが支給されています。私はWindowsユーザなので、WindowsPCを使っていますが、Macユーザの方が多いです。特にスペックで困るようなことも今のところありません。エディタなども好きなものをインストールして使えます。

次に組織面ですが、2つのサービスを運営しておりますので、システム部も大きく分けると2チームに分かれています。そして社員と業務委託(フリーランス)の割合は大体5:5くらいです。私の所属するチームはエンジニアが6人(社員3名、業務委託3名)とデザイナーが3人です。ちなみにデザイナーはもう1つのチームと兼業です。デザイナーはフロントのコーディングも出来るので、デザインに関連する部分はよろしくやってくれるので、結構楽です。
社員に大型の案件が割り当てられることが多く、業務委託の人には保守系の案件が割り当てられる感じです。
入社したときからソースコードレビューのルールはありましたが、タイミングなどまだまだ改善の余地がありそうな気がしています。
会社は去年上場を果たし、これからまだまだ成長していくフェーズなので、システム部の組織・文化もPDCAを回しながらこれから形成されていく(していく)のだと思っています。
勉強会も定期的に開催しており、最近は人数が増えたため、月1回→月2回の開催となりました。次回は私が初担当なので、ネタを考え中です。

技術スタックなどに関する部分ですが、割とレガシーかもしれません。インフラはAWSを色々と使っているのですが、サーバサイドがPHPでFWがZendだったりと・・・
ただ、最近の開発ではフロント側でVue.jsを使ったりとモダンな開発手法を取り入れるような動きはあります。
最初にアプリが開発されてから結構経っていて、断続的に開発されているため、色々と課題も多いです。


会社のミッション・ビジョン、それから自社サービスへの共感などがないと働いていて面白いと感じることは難しい気がします。技術的な要素での成長をあまり期待する環境ではない気がしています。私は幸いにも今まで経験のなかったAI関連の開発に携わることが出来ているので、得るものが多いです。
あとは働いていて辛いと感じることはないので、特にやりたいこともなくまったりと働きたい方にもフィットするかもしれません。

待遇面では特に不満はありません。給料は年俸制なので、ボーナスに左右されませんし、業績と個人の成果によってはインセンティブが年1回支給されるので、モチベーションが落ちることもあまりありません。

総括すると、今までの約8年のエンジニア人生の中では今の会社が1番です。プロダクトのことを考えて開発することが楽しいです。受託開発ではお客様の声の方が強いので、自分の中で「もっとこうした方がいいのに」という葛藤にさいなまれることもあったけど、今では自社のサービスを自分たちでより良いものにしていくことが出来ますからね。あと私服で仕事は良いですね。初めてでしたが、もうスーツには戻れないっす。
キラキラなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、働いてみると意外と普通ですよ。


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