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トピックス(旅行記)

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2020年6月の記事一覧

【シャボン玉】

2020年6月30日 雨の日は青い服が来たくなる火曜日だよ 前回の更新が6月16日で、うっかり半月近くサボっている1日1絵… もはや時々1絵状態…T_T サボっている間に色んなことがあって、面白いことがたくさんになって、なぜかこの私が直也さんの素敵な小説〔ばぶるぽっぷ〕の挿絵を描かせて頂けることになっていました。 お話を頂いたときは嬉しくって全力前のめりで即答したのですが。が。が。 いざお題を渡されて描き始めてみると、今までどうやってイラストを描いていたのかサッパリ

蒼の世界

さぁ、いこう、 水の世界線の中に。 さぁ、手を繋ごう、 一緒に、いこう。 海底を眺めながら、 海上もみあげてみて。 ほら、 僕たちの日常の光が反射してるよ 命と命の重なり 僕の左手には確かな温度が伝わってくる さぁ、いこう、 体と心の力をぬいて沈んでいこうか さぁ、一緒にいこう。 どうだい? 君には何が見える? 君には何が聞こえる? 日常の嫌なことなんて忘れて水底まで いこうじゃないか。 ほら、手をのばしていこう。 ここは海底 ここでは僕らはお客様だね 挨拶をしよう

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小さな冒険

 「○○さん、どうぞお入りください」  救急外来の診察室に患者さんを招き入れる。基本的に救急で出会う患者さんは普段病院にかかる必要がない方ばかりなので、初対面であることが多い。医師として働き始めて2年目になった今、多少は慣れてきたものの、いまだに緊張してしまう。「俺は全く緊張しないぜ!」と言える方に、ぜひ緊張しないコツを教えていただきたいくらいだ。おそらく、そういう方々はコツなど必要とせずに、無意識にできているだろうけれども。  患者さんが途絶え、当直室に戻ろうとエレベータ

東京の休日 #31 〜ロクシタンカフェで甘い夏の午後のひと時を〜

6月30日

ここしばらくは、何かを見るのも、読むのも、もちろん書くこともできなくて、なんとなくしんどいけど人に聞いてもらうほどでもないな、って感じの、低空飛行な日々を送っていた(2週間くらい)。絵と物語に余白がある漫画だけは辛うじて楽しむことができて、それがとてもありがたかった。 週末、久しぶりに実家に帰った。金曜日の夜にスーパーあずさに乗りこんで、2時間弱。電車から降りた瞬間に青い草のにおいがして、体のほうが、帰ってきた、と思った。街灯すらない真っ暗な家の周りを懐中電灯をゆらゆらさせ

はじめての東京都庭園美術館

梅雨の中休みといった具合の清々しく晴れた1日だった。 朝にきちんと起き、洗濯物も干し、気分が上々だったので月曜も開館している美術館を検索したら東京都庭園美術館がヒットした。 ずっっっと行きたいと思っていたのに、ずっっっっっと行けていなかったし展覧会も興味深かったから、お気に入りの厚底サンダルにプレゼントでもらった靴下(初めてのmarimekko!)、とびきり可愛い刺繍が入ったワンピースを纏って電車に乗り込んだ。 最寄駅が目黒か白金台なのに白金台を白金高輪と空目(空耳の親戚

赤外線写真_05

蝶の谷

#3)クリスト&ジャンヌ=クロードのアートエリアの問いかけ?

クリスト&ジャンヌ=クロード(Christo and Jeanne-Claude) は、ご夫妻で、布で景観や施設を一時的に包む等、規模の大きいアートプロジェクトを展開した。クリスト&ジャンヌ=クロードの活動に対して、多様な解釈があるが、評価するか否かは、ともかく、「芸術とは何か」という問いかけを、現代以降も、その視点は後世に記憶される表象である事は確かだろう。Christo (1935-2020)/Jeanne-Claude(0935-2009) そのアート・プロジェクトの

一緒に目に見えない世界へ。「チリとチリリ」シリーズ4選〈絵本のある暮らし5〉

こんにちは、hachiです☺︎ コンセプトは「絵本のある暮らし」 丁寧な暮らし、丁寧な保育。そこに絵本を添えると、彩り豊かな毎日になる🌈 今回は、絵本「チリとチリリ」シリーズをご紹介します。 自然や生き物に心を寄せる暮らし。柔らかくて、癒される世界観です。 チリとチリリ作:どい かや 発行所:アリス館 チリチリリ チリチリリ♪自転車に乗って2人の女の子がお出かけ。森の中の喫茶店、サンドイッチ屋さん。森のホテルは、色んな大きさのカギと、色んな大きさのドア。夜はお客さ

第3回「小さな鳥たちの読書会」

開催日程 2020年7月26日 20:00~21:30      公開した6月28日〜6月30日まで、      日程が「8月」になっていました。      誤字です。お詫びして修正します。      開場19:50、閉場22:00      ※ 参加人数による短縮あり、閉場延長なし 場所 Zoom    開場前、参加者にURLを送付 形式 テーマに基づく一人一冊紹介    顔出しなし音声のみ、画面共有は可    持ち時間各自5分+雑談の時間 対象本 書籍全般     

フランシス・ジャムの「星がひとつほしいとの祈り」を堪能しよう

はじめに今回ご紹介するのは、フランスの詩人・フランシス・ジャムによる詩「星がひとつほしいとの祈り」(PRIÈRE POUR DEMANDER UNE ÉTOILE)です。 星がひとつほしいとの祈り Ô mon Dieu, laissez-moi aller prendre une étoile : おお神よ 星を1つ取りに行かせておくれ peut-être que ça calmera mon cœur malade… きっと私の病める心をなだめてくれるその星を。 Ma

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