2:夢の続き

歌手:幸村精市くん(永井幸子) 
作詞:永井幸子 
作曲:不動景太 
編曲:牧野信博 

幸村くんという、神奈川県の立海大付属中学校の男テニ部長が、重い病気を患ってしまってめちゃくそかわいそうな状態のキャラソンです。

幸村くんのことよく知らないんですけど、「五感を奪う神の子」らしいです。曰くテニスの実力がやばいやばくて対戦相手はメンヘラ起こして五感を消失するらしいです。テニスの王子様は週刊少年ジャンプで連載してた漫画なので、全体的にみんなそういうもんなんだと思います。
幸村くんが所属する学校は(ジャージが黄色なのに)全国大会めっちゃ優勝してる、いわばラスボス校です。そんな学校の部長で神の子とか言われてるくらいなので、部員たちの信頼もしっかりと得ているし、絆もすごかったんじゃないかと思います。(体育会系って強さの価値がすごいイメージあるし。)
しかし、彼は大変な病にかかってしまい長く入院することになるのです。中学校三年生よ?考えるだけでほんとつら…

冒頭は、そんな彼の心情を鬱なメロディにのせて、「病気と一人で戦う辛さと不安」みたいなのを歌い始めるんですけど、サビ直前にはなんか回復の兆しが見えてきてます。「治った!」って感じではなく、終始「絶対治したる!!!」みたいな感じな雰囲気なのがよかね。

走れ あの果てしなく 続く大地の彼方まで
もう一度 会いたいと 君たちに伝えたくて…

友人から聞いたんですけど、幸村くんの手術の日は関東大会の決勝戦の日だったそうです。
みんなは「幸村は必死に戦ってるんだ!」「俺たちも勝って幸村に関東優勝を持って帰るぞ!」って感じで戦ってたんだと思います。
幸村くんの方は上記の歌詞のように「もう一度みんなに会いたい」と思ってひとり戦ってたと思うと、なんか泣けますね…

季節は巡り 約束の朝に出会う 始まりはここから
燃える想いを 一度捨てて

ここCメロなんですけど、メロディもめっちゃ好きなんですけど、歌詞もよくわかんないけど奮起する感じが伝わってきていいですよね。
燃える想いを一度捨てて…ちょっと私には適切に解剖できませんが、いいフレーズなんだと思います。マンガ読んでればわかるなんかの比喩なんでしょう。

あと、この曲はAASASCSの進行で最後の盛り上がりはんぱない!
Aメロは死ぬほど暗いから、しっとりめだけど盛り上がるサビと大サビがすごく引き立つ!いい構成だ。

幸村くんは夢の続きⅡという続編?も歌ってるんですけど、わたくし個人としてはこちらの方が好きです。Ⅱの方がメロディも歌い方もキャッチーなので、そっちの方が前に出がちですが、ぜひ無印も聴いてください!

悪夢を見る幸村くんの絵でも描こうと思いましたが、描いてたらなぜか地面から人間の四肢が生え始めてしまい、王子様に似合わないのでやめました。

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