聖人レミの眠る聖堂

画像1 ランス大聖堂にほど近い場所にあるのは、キリスト世界における重要人物Saint-Remiが眠るBasilique Saint-Remi de Reimsです。Basiliqueの名を冠する教会は、巡礼の重要地として教皇に認知されています。
画像2 三層に分かれたシュヴェから、arcs-boutantsと呼ばれる飛梁が出ています。これによって建造物を補強するだけでなく、ステンドグラスを配置できるようになり、ゴシック建築の外観が一層美しくなったようです。
画像3 教会は上からみると、横方向に伸びる身廊(nef)とそれを縦方向に貫く袖廊(transept)により十字架をなします。写真は袖廊から入ったときの内観。
画像4 Saint-Remiのお墓が手前に。王クロヴィスに洗礼を浴びせる当時のRemi司教が彫られています。奥に吊るされているシャンデリア(couronne de lumière)には96本の蝋燭が灯り、ちょうど司教がその生涯を終えた歳と一致するようです: http://www.horizon-nomade.com/reims-de-saint-remi/
画像5 優しい光が教会内を照らします。
画像6 窓を通して入ってくる光が、すべての音をすいとってしまう。このときの教会はそれくらい静かでした。
画像7 光と陰の印象が一際目立つ。
画像8 椅子に腰かけて目を閉じてみると、この空間に溶け込むような感覚がします。時間が薄れていき日常のざわめきから遠ざかる場所としても、特別なのかもしれません。

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