みにくいアヒルの子の逆襲
ボクは子供の頃変わった子だった。周りの友達とは考えることがいつも違った。理由はわからない。ただ周りの子供とは違ったのだ。先生も友達もボクのことを変わった子と評価した。それは変わっていることがまるでいけないことなのだと言われているように感じた。
変わっているのは悪いことだ。つまりボクは悪い子なのだ。ボクを変わっていると評している以上、そう評価する人たちはボクよりも優れているはずだ。ところが勉強でもスポーツでも芸術でも、ボクはことごとく彼らに勝った。それでもボクは変わった子だった