「ビズアスリート」 勝負強くなる日記のつけ方
ところであなたは毎日、日記をつけていますか?
『暇がない』
『面倒くさい』
『嫌なこともあると、それを改めて思い出し たくない』
『書いた事はあったが、挫折した』
つけていない方には相応な沢山の理由がある筈です。
然し毎日、日記を書くだけで
『勝負強くなる』
『ヒキが強くなる』
『交渉力が身につく』…
何てことになれば、どうでしょう?
ここでは誰でも簡単なやり方で『勝負強くなる日記のつけ方』を紹介します。
先ずは続けられない事には、勝負強さのベースは作れない。
自明の理です。
イチロー選手に限らず、トップアスリートは、自らのルーティンを愚直なまでに継続できるかが成功の鍵であることを知っています。
意識の強さもありますが、大事なポイントは継続できる方法論(コツ)が必要となります。
継続しづらい日記の特徴は、文面についつい感情を注入してしまう事にあります。
例えば、あなたが、その日に映画を観る機会があり、その内容に感銘を受けたとします。
『その映画のどのシーンに心が揺さぶられたか、俳優の演技がどれだけ素晴らしかったか!』を日記に表現する。
実に良くありがちですが、これが三日坊主に終わってしまう根本原因なのです。
一年は365日。
素晴らしい映画に出会い心を揺さぶれる日が、毎日続くとは限りません。
あなたにとって平凡で退屈な1日も当然ながら、ある筈です。
それが感動であれ、失望であれ、心情を表現し続ける事は即ち、日記を習慣にするバードルを自ら上げてしまうことになります。
心情を綴るのではなく、事実(fact)をシンプルに書くことが大事です。
トップアスリートは心の中で自分の単純な作業にできる限りの意味を持たせようとします。
毎日、その日にあった事実(fact)を淡々と書き留める。
出来るだけfactは具体的に書きましょう。
『ランチは横浜で焼きそばを食べた』ではなく、
『横浜中華街の梅蘭で名物の焼きそばを食べた』と出来るだけ、固有名詞を使い、書き留める。
たとえ、『店の名前を忘れた!』『映画の題名を忘れた!』はOKです。
それをネット検査して調べるだけで脳の活性化に意味を持つ筈です。
fact中心で記述された日記習慣が1ヶ月続いた時点で、あなたは、自身の微妙な脳内変化に気がつく筈です。
先ずは、退屈で平凡に感じていた日常を、あなたの脳にシノプシス(物語、流れ、繋がり)が芽生えます。
その事であなたが日々体験したfactと、日々のパフォーマンス(結果)の因果、相関関係が自然と理解できるようになるでしょう。
1ヶ月が半年~1年と継続する過程で、既にあなたは日記を読み直す習慣が身についている筈です。
脳内シノプシスに従って、あなたは次のステップで何をどのようにすべきか(戦略眼・戦術眼)が日記をつけ始める以前と較べて、歴然と
具体的になる事に気がつくことでしょう。
あなたの直感力、勝負勘、形成判断力、交渉力、戦略眼はただ、毎日factにもとづく日記を記述するだけの行為で格段と進化する筈です。
ごく普通の男女 ビジネスパーソンが、トップアスリートの集中力、直観力、勝負勘、脳の使い方をマスターできるとしたら?