入院生活のはじまり

入院の翌日、目が覚める。
うー、動かない、身体が動かない、、、。
動く場所を探してみる。
どうやら、首から上は動くみたいだが首から下は全く動かない。
力を入れるとか、気合とか、そんなものではなく、動かす為の回路が通っていない感じ。
昨日、空き時間に調べてみた情報を頭の中で整理してみる。

初めは腕が痺れていた→脳神経外科で脳のMRIを撮ったが異常はなかった→総合病院に来てから脊髄のMRIを撮ると影があるとの事、でもそんなに酷くはない→脊髄炎?多発性硬化症?→よく分からないからもう少し検査しようとの事

今日は検査か、、、。
とにかく何か病名がわかって、治療に進めると良いなぁと思う。
取り急ぎの問題は、眼鏡がズレている。
昨日寝る時に外しにくかったので、掛けたまま寝たのだ。
看護師さんにお願いしようと、ナースコールを押そうにも手が動かない。
仕方なく「すいませーん。」と看護師さんに声を掛けてみる。
なんか声も出しにくい、、、。
看護師さんに眼鏡を治してもらい、現状を伝えると新たなグッズを持ってきてくれた。
フッと息を吹きかけるとナースコールを押せるという代物だ。
科学技術の進歩に感謝、、、!
ソイツを顔の横にセットしてもらった。
なんかちょっと安心した。

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