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宗像大社をめぐる~辺津宮編~

北部九州の特徴的な神社の一つに宗像大社があります。この神社は、沖ノ島の沖津宮、宗像大島の中津宮、本土の辺津宮の3つで構成されていて、これを結ぶ経路が、古代において大和朝廷が朝鮮半島と交流するのに用いた主力航路の一つであり、この航路を移動する航海術に長けていたのが、海人族、いわゆる宗像一族とされているようです。

宗像大社辺津宮正面

独特な手水鉢

宗像大社辺津宮

こちらが新宝館 沖ノ島出土品を中心に展示されており、展示品のほとんどが国宝指定で見ごたえあります。

辺津宮の後ろには、沖津宮、中津宮に容易にお参りできない方のために、その分霊を祭った二宮、三宮があり、これらに参ると、宗像三宮のすべてに拝したことになるのだそうです。

とはいうものの、他の宮にも行ってみたい!ただ、沖津宮は一般人は容易にたどり着けないので、中津宮に行こうと思い、宗像大島へのフェリーが出ている神湊港へ。宗像大社と神湊港を結ぶ道路は限りなく一直線に近い道が続いており、「神湊」という地名からも、この道路もまた宗像大社の参道の一部であることを意識させます。