記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

泰山鳴動させる鼠が一匹『新空港占拠』9話・考察&感想

北見茂限界オタクに考察は難しい。


「茂木だいぶ若いな。北見先生は40年間ずっと同じ秘書じゃなかったのか」と思った直後に「あー私も北見先生の秘書になりたい」とワイルドな舵切りをしていたことを思い出して「それなーーー!」と叫んだ9話でした。

二葉さんが元秘書。どおりできたみんと妙に息ぴったりだったわけだね!!
9話でも「絶ッ対に言うなよ」「……」ってな事をアイコンタクトでやりとりしてて微笑ましかったなあ。表情は一切変えずに目だけ逸らす二葉さんから滲み出る悪女感がとても魅力的だったし、とても政治家だったな。戸惑いゆえかもしれないけど、どっちにしても堂々と嘘ついてるのが良い。今の二葉さんは結構好きだな。そんなふてぶてしい態度、誰から教わったのやら!!

というわけで今回は考察が惜しい、詰めきれていないと感じる場面が多く、もう少し想像力が必要だったと悔しく思った回でもあった。きたみんきたみん叫んでいるだけでなぜか6日も経っているので、考察に回す時間が充分にとれなかった事も敗因かもなあ。これを書いてる今も金曜23時。

そこで、妄想で終わらせずに考察を深める手段としてマインドマップを作ってみようと決意。扱い方に慣れるためにいじくっていたらなぜか相関図が出来上がったけど、客観的かつ俯瞰して構造を眺められるから楽しいなこれ。

あくまでも手習いなので網羅はしてない。

マインドマップづくりに利用したのはマインドマイスター。
使い勝手が良いしテンプレも豊富なので気に入ったよ。

真の山猫の正体を考える


早速取り入れてみた。情報量が多いとあちこち気になって目移りしている間に何を気にしてたか忘れちゃったりするので、そういう意味で思考が散漫になっても戻って来やすく寄り道しやすいマインドマップは便利だなー。

とりあえず北見先生が現山猫ではないことには納得してる。
だって山猫が重要な日(協議会と「締結」)の直前に国外逃亡するかな?
「山猫」の引き継ぎを終えたから日本を去るつもりだったと考えたいな。
そして無事にシンガポールでアナザースカイしてほしかった。。。

では、真の山猫の正体とは。リスク高いけど「AI」に賭けてみようかな。
占拠シリーズは時事ネタが好きなので、ディープフェイクやクリーンエネルギーの話を取り上げるなら、ChatGPTもどこかで使われないかなと思う。それに、影で国を動かしているのがAIだったらロマンだよねえ。

山猫を名乗る人間が捕まって終わりではつまらない。「山猫という思考回路」は日本のどこかにまだ存在するし無くすことは不可能、みたいな終わり方をして欲しい。そのためにも山猫が一個人ではおさまらない概念に昇華されていてほしいという期待があるなあ。

ケダモノ達は大元を断ち切るとか根本から叩くとか悪の根源的な事を言っていたけど、期待も込めて「フラグフラグ!」と言いたい。

鼠「状況が変わった」


丸亀から奪ったデータで山猫が北見じゃないと気づいた鼠。
これが「状況が変わった」理由。当初は北見だと思っていたので、人質を全員奪って逃げて殺すだけの予定だった。その際にケモノの逃亡には手を出さないという約束があった気がする。

その約束を反故にしたのは、横浜ベイサイドホテルへ向かうための時間稼ぎが必要になったから。そこに真の山猫が現れるからだと思う。
そこにサイコパスらしくトラックごと突っ込んで行ってほしいなあ。

丸亀からデータを奪った理由も意外と謎だなあ。ケモノから仕入れた情報にはMプロジェクトもあったはずなのに、なにか鼠にとって足りない情報があったんだろうか。それが「c」フォルダなのかな。(そういえば丸亀もMだ)

庭瀬ってやっぱスパイ?


MORISAKI達と一緒に開放されるだろうと思いきや開放されなかった庭瀬。
振り返ると謎に目立つ位置にいることが多かったような気がする。
安芸しおり枠が不在なので、そこに庭瀬を当てはめて考えてみようかな。

最初の違和感はVIP専用通路を通って逃げようとした時。なんできたみんすら猫かぶって天童を手招いているのにエレベーターのど真ん中に庭瀬がいて、一人だけ雰囲気も違うし手も振らないのかと不思議だった覚えがある。

→これは天童が嫌いだから?
そういえば天堂にも「人殺しよ!」の謎が残っている。綾部と天堂の接点についてわざわざ言わせた割に、話が宙に浮いている。この話を庭瀬がらみとして捉えることもできそうだなあ。
例えば、綾部に殺されたのは庭瀬の親族だとか。天堂は綾部の事情に詳しかったので、むしろ天堂が綾部に殺害を命じた説もありえるかも?それなら庭瀬も「うわじまああああ」にニッコリですね。

その後廊下を走っているときに転んで、久留米のクズアピールに一役買うことになった。
→わざと転んで人質たちの足を引っ張ろうとした?獣にルートを知らせた?
まあ、きたみんには「あっ…、お元気で!」って見捨てられましたけど。

あと記憶にあるのは人質が興奮剤を飲まされた時の様子。真っ先に庭瀬が倒れたことでVIPラウンジがざわついた。
→逆プラシーボ効果の誘発狙いだったんじゃないかという疑いがある。その後の注射についても毒見係を買って出た雰囲気あったし。
そういえば二葉さんは注射が残ってないと知ってから倒れたし、逆プラシーボ効果がてきめんだったということだろうか…。

いま思い出せるのはこのくらいだけど、もう深夜2時近いんで寝ます。
(先週も同じ理由で中断して健一・二葉考察の詰めが甘くなった思い出)

とにかく最終話で人質が大暴れしないはずは無いと信じているので(縛られすぎて花束を持つのもおぼつかない手塚さんの姿が痛々しかったけど……俺らのきたみんが縛られっぱなしで終わるわけない)、庭瀬の「嘘」と立ち回りにも期待してるよ!!

その他


■がんばれ岩槻
本部占拠中の岩槻がすごくいいね!かわいい!そして蠱惑的!
制限時間1分のミニゲームにはびっくりしましたけどww
ラスト、鼠にハックされたシステムを復旧させたのは獣の矜持なのかなあ。
でも他に意味あって欲しい、サイバーなバトルも見たい。

■がんばれ北見 がんばれ二葉
双子の過去を聞きながら「仕留め損なったか」って顔をしていらっしゃる、喋ってないのに雄弁な表情とリアクションがずっとかわいい北見先生。おかげで対極的な雰囲気の二葉さんのほうが政治家として上手に見えてしまうけど、そこまで含めて北見二葉の組み合わせが好きだな。30年前の北見先生はちょうど今の二葉さんみたいな雰囲気だったらとかさ、妄想がはかどる。

それにしてもきたみんってば、開放されたのに後ろの方でまだ二葉さんを恨めしそうに見てるのかい。朝方ともなると、アドレナリンで覚醒してるだけなので素のおちゃめさんが出やすいよね。逆に二葉さんはずっと眠気を堪えてるからあの感じだと思って見ると、それもすごくかわいい……
とにかくみんな、ねなね。

■ディテールフェチなので細かすぎる演技も好き。
鼠がVIPラウンジに乗り込んできた時の話ね。人質4人とも目線の動かし方にまで性格が出ていてわくわくした。
庭瀬:警戒しつつ会話を追ってケダモノ→ケモノとサッと目を配り状況把握。ここまで出番ナシが不思議なくらいに聡明。
宇和島:ケダモノ↔ケモノと視線が行き来。困惑しつつも雰囲気から状況が悪くなったことはわかる。
二葉:会話を追うが目の動きは最低限に。五感を研ぎ澄ませて情報収集。
北見:「来たか」って感じでケダモノだけ見ている。この中で唯一獣が一枚岩ではないことを知っていたし鼠の配信もあったので、蛇と鼠を見てすぐに大方を察したと思う。となれば危険なのはケダモノだけだし、人数も多いので誰がいるのか顔を見ておきたいよね。
私はそう思ったってだけだけどね。でもこういう所見るの好き。

トラック内の全員、薄暗さと揺れの心地よさでいつの間にか寝落ちしてろ
ついでに助手席で鼠も寝落ちしてろ
猪も朝日に戦意喪失して目を閉じろ
武蔵がホテル現着したらみんな揃って朝食バイキングだ それでいいだろ?

■戸籍ビジネス
双子の戸籍トーク謎が多いけど、話がややこしくなるからあれでいいかー。
ちゃんと考えると、駿河純子(母)が失踪したと吹き込まれ、戸籍を買った人間(偶然駿河姓・親戚にしとくか)に育てられ、そいつが双子の名前で借金を作ってブラックリストに載り、逃れるために再度養子縁組を行い、名前を変えて身を立て直したあとで実母に出会ったので、あらためて実母の戸籍に戻って駿河になった……とかだといい話になるね。
マイナンバーのない時代の話だなあって思っちゃう。

・明上大学の「M」か Mシステム(卒業舎名簿)
・いつも一緒にいたかったタイプのMもあるあ…ねーな
・「あなたのことは絶対に死なせない」和泉が最高しかない
・捨て猫野良猫からの山猫はあつい
・12/24→93年12月31日って結構しんどいタイミングだな そりゃまあ
・コメ欄に「春キャベツ」と「紙ヒコーキ」が現れた
 「花粉難民」「桜オレ」まで もう春だなあ
・ネオメタン 周囲の土地を汚染ってそっと書いてて怖いわ 魚死ぬじゃん


見出し画像は新空港占拠公式サイトからお借りしました!

ひとりウォッチパーティー



この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?