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高頻度・高濃度・多種多様

怒涛の2021年11月~12月は近年まれにみる高頻度・高濃度・多種多様な時期となった。印象深いライブを振り返る。

■2021/11/3 ヒッサツマエバ@神戸

息ができないほど大笑いして、休む間もなく正反対の緊張感に包まれる。いずれのアーティストにも引き込まれた。楽しむことにだけ集中することで得られた充実感に加え、西宮ワンマンの発表が次につながる安心材料にもなった。

余談だが、

■2021/11/12 Wienners@渋谷クアトロ

ただただ合点がいった日。なくても死なない。いや、なくてはならない。摂れば摂るほど免疫力が高まる。生きてる実感、価値、意味そのもの。

■2021/11/14 ヤバイTシャツ屋さん@城ホ

■2021/11/23 岡崎体育@横浜アリーナ

大箱ワンマン2連発。色者扱いに留まらないのは、どちらも楽曲のクオリティとアイデアの秀逸さゆえ。大箱だからこそ、その威力に面食らった。今年4月の幕張一騎打ちはどう出るのか。楽しみだ。

■2021/11/28 キュウソネコカミ@熊本

頑なに思うところを伏せてきたけれど、いよいよ自分なりの吐露に至った熊本。前日の公式発表もあり、互いに手探りだったかもしれない。我々にできることは何も考えず楽しむこと一択だった。

■2021/12/4 キュウソネコカミ@岡山

本能のままに駆けずり回った私なりのDMCC2021ツアーファイナル。物理的には少し無謀だったかもしれないが、やってみるもんだ。自分を信じて行動することが、またひとつ自信となり、満足度に拍車をかけた。

キュウソネコカミはいつだって圧巻で、彼らでなければならない何かがある。それが何であれ、私にとっては必要不可欠な栄養素で、どんな代替えも効かない。

■2021/12/17〜18 ポルノ超特急@京都

ROTTENGRAFFTYに対する愛、バンドの絆、変化していく現況に立ち向かい、進もうとする姿。バンド主催のフェスでなければ観れない景色、発生し得ない感情にどっぷり埋もれた。

■2021/12/19 LIVE FACTORY 2021

機材トラブルをも盛り込んだように感じたのは、場数なのかなんなのか。全部ひっくるめてこれぞライブ。予定調和の崩壊にこそ真髄が見えた。ご本人様たちの申し訳なさなど蚊帳の外。最後のZepp Tokyoでこれを体感できたことは、これからも記憶の中に残り続ける。トラブルが、ではない。ライブバンドのライブバンドたる姿が、だ。

■2021/12/26 RADIO CRAZY GS

出演アーティストのラインナップに行かない理由は見当たらなかった。関東圏の私には想像でしかなかった憧れの場所。初めてのレディクレ、初めての京セラドーム。またひとつ願いが叶った。

願いが叶っただけじゃない。見たこともない絶景の中にいた。スマホライトの光になれた。スカパラとのコラボは何度体感したって感動する。ありがとう、こんな場所へ連れてきてくれて。

■2021/12/31 CDJ2122@幕張メッセ

レディクレとCDJ、どちらも体感できるだけで充分贅沢だと言うのに、ね。

2021年最後の最後で号泣するとは。不意打ちだったな。だから好きだって言ってるじゃんよ。

抜粋しただけでも相当なボリュームとなった2021年11~12月。共存という言葉は妥当か否か。この状況を踏まえて行動することに変わりはない。昨年の今頃と段違いに変化したのは開催数だろう。ワンマン・対バン・フェス、以前を彷彿とさせる勢いを少しずつ取り戻しつつある感覚。

とはいえ、つつあるに過ぎず、これからも「取り戻す」ことはできない気もする。それは「諦め」ではなく、現状を踏まえて前に進むことが今一番必要で、すべての演目に共通していた。迎え撃つ2022年は、いきなり序盤から強烈な体験をお見舞いされることになるが、この頃の私は想像すらしていない。実に吞気なものである。

■後編【迎え撃つ2022年】

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