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めがねかけても迷惑かけない短パンの方を地味に推す生活を地味にまとめる生活

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『花』にまつわる軌跡とキセキ

(2022/3/19 ビクターロック祭り2022) 悲しみで花が咲くものか。 このフレーズで踏んばれた時期があった。 あの頃を思い返すのは好きじゃない。なかったことにはできないけれど、可能な限り思い出したくない。幸い、思い出す暇もないほど今が楽しい。 人を信じきって生きてきた私が、一番そばにいる人を疑わなければならなかった。やさしい嘘ならいくらでも目をつむった。自分だけを守るための嘘だと気づくまでに10年かかった。それも含めて愛そうとした。そんなの自分よがりの奢りに過ぎ

    • 大好きなふたつの言葉のあいだで

      ひとつは、ヨコタさんのFCコラム もうひとつは、小林賢太郎のnote 大好きなふたつの言葉のあいだを行ったり来たり 居心地がよくて、つい長居してしまう 幸か不幸か、どちらも有料会員でなければ読むことができない。だから極力、具体的な内容に触れることを控え、思うことがあれば会員枠の中に収まるようにしてきた。けれども、そう易々とまとまるもんでもなく本当に伝えたいことほど書けない。そうでなくても暴走するわ、本心全部を大好きな人にぶちまけるなんてできっこないし、甚だ迷惑でしかないわ

      • 爆ひな’20がくれた4年越しの宝物

        試しに自分のツイートを『爆ひな』で検索してみた。 そして、興味本位であの頃に遡ってみた。強がって平静を装ってはいるが、今読んでも気が滅入る。私が大好きなものは、すべて不要不急。自分自身を全否定されたような気分だった。友達はそれを「絶望」と言った。次々と絶たれていく望み。一喜一憂の波に飲み込まれないよう、小さな喜びにも必死にしがみついた。 見当違いなことにまで、気持ちをこじつけては踏ん張った。そうでもしなければ立てなかった。初めて目の当たりにしたコロナ禍による公演自粛。それ

        • 私過ぎず私でいられた2割のこと

          大好きなヨコタさんのことをまとめるnoteに、突然変異のような無関係な話を書いたのは、あの日の野音で受け取ったこと、なぜそう感じたのか対峙することで、前に進めるような気がしたから。ずっと押し殺してた感情は、まぎれもなく大好きなバンドに対して生まれたもので、いっそのこと、有耶無耶にしても良かったのかもしれない。話は半年ほど前に遡る。 2023.8.6 ROCK IN JAPAN 俺たちは間違ってない。 そう言ったような記憶がある、ヨコタさんの言葉。 どう捉えるかは人それぞ

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        『花』にまつわる軌跡とキセキ

          2023.10.8 日比谷野外音楽堂

          これから書く自分の行動は、道理に反している。けれども、葛藤の上で天秤にかけたとき、本当の気持ちを残したい自我が勝った。コンプライアンスが叫ばれる昨今、問題行動と叩かれて然るべきだが、とりあえず書いてから考えようと思う。 日比谷公園を出た私は、先述の通り、あの空気を感じない場所を求めて、しばらく歩いたビルの地下へ降りた。カフェに入ると電源があった。電波も入る。ここで配信を観ようと腰を据えた。イヤフォンをしていて気づくのが遅れたが、ふと周りを見回すと客がいない。その違和感から調

          2023.10.8 日比谷野外音楽堂

          究極の「ヨコ活」を経た限界オタクの今

          ところで、😭←このマーク使うときって、この顔と同じように涙が頬をつたうほど泣いていますか? ぶっちゃけ私は泣いていない。実生活で、この絵文字のような表情になるまで泣くことは、ほとんどない。自分で言うのもなんだけど、打たれ強い方、といえば聞こえはいいが、まあいろいろと鈍いんだと思う。 待ちに待ったヨコタさんが登場する関ジャム。録画してるんだから、そんなに必死にならなくたっていいのにね。一言一句、逃してなるものか!鼻息荒めに、前のめりに、無意識にテレビの前を陣取っていた。

          究極の「ヨコ活」を経た限界オタクの今

          ほぼ週末ツアー、全然また別の話

          新宿金沢を経て、残念ながら札幌は払い戻したものの、当初のツアーファイナルなんばHatch、そして実際のツアーファイナルの仙台Rensa。 言われてみればあれも仙台、そういえばこれも仙台だった。もしかしたら、最初からここにくる運命だったのかな。大げさにもそう思うほどに、仙台での体験は自分にとっても節目や気づきの出来事が多い。それに気づかせてくれたのは、ツアーファイナル仙台RensaでのヨコタさんのMCだった。 ■2019.6.30 仙台PIT好き vs. 好きの対バンの魅力

          ほぼ週末ツアー、全然また別の話

          2023.7.1 京都大作戦

          ようこんだけ価値観の違うやつ集まったなあ! この日、一番印象深かった、10-FEETタクマの言葉。 ■前説(長い) 3年半ほど前の自画自賛は、今も変わらず続いてる。 京都大作戦への出演情報が解禁になった日、私は新幹線で長野CLUB JUNK BOXに向かっていた。 前回の10-FEETのツアーはチケットが取れなかった。せめて地元だけでもと、当日券に望みを託してみたものの、やはり狭き門。かれこれ1年くらい前の話だが奇しくもキュウソネコカミFADと同日、こちらも同様に玉砕

          2023.7.1 京都大作戦

          キュウソネコカミ ~ほぼ週末ツアー~

          2023.6.22、自分にとって初めてのZepp Shinjuku、初めてのDMCC2023~ほぼ週末ツアー~。さまざまな楽曲をふんだんに詰め込んだアルバム『私飽きぬ私』。どの曲が、どのタイミングで、どんな形で聴けるのか。元々の楽曲との兼ね合いは、どんな化学反応になるのか。それを自分はどう受け止めるのか。ほか諸々、期待と期待と期待で吐きそうになってた。 ■3minutes よくよく考えたら当然の1曲目。待ちに待ったこの日がきた。それはもうめちゃくちゃ嬉しいに決まってる。と

          キュウソネコカミ ~ほぼ週末ツアー~

          究極の「ヨコ活」を経た限界オタクの末

          私はとんでもない人を大好きなんだな と思ったし、 もう軽率に大好きとか言ったらあかんのかも とも思った。 終演後に鹿野さんが放ったこの言葉が異常に刺さったのは、本来意図するであろう意味合いではなく、自分自身が混乱していたからだ。私の精神的とっ散らかりを他所に、洗練された様々なタイプの音がからみ合い見事なアンサンブルとなり、ヨコタさんがおっしゃる「音楽の塊」となって私の頭の上に落っこちてきた。この脳天直下はちょっと想定してなかった。茫然自失とはよく言ったもので、気を抜くとズボ

          究極の「ヨコ活」を経た限界オタクの末

          キュウソネコカミ『私飽きぬ私』と私

          キュウソの肝はヨコタのキーボードだよね。 アルバム『私飽きぬ私』が発表され、このアルバムについて、それぞれ違う友達と話してたときのこと。それぞれ違うタイミングで似たようなことを言われたが私に対する気遣いとは思えない。とても嬉しかった。ヨコタさんを大好きな私が何を言っても信ぴょう性などない。そんなのただの盲目じゃんと自分でも思う。本当は根拠とか、ちゃんとした理由をもって、大好きを表現したい。が、その道は相変わらず険しい。知識と語彙力のなさゆえに、所詮ただのミーハーだ。 さま

          キュウソネコカミ『私飽きぬ私』と私

          5RATS→キュウソネコカミ、その後

          あの日も夜行バスで帰った。そのまま出勤したものの終日うわの空。ちっとも現実に戻れず梅田シャングリラに取り残されてた。昨年も色んなキュウソネコカミに直面したが、すべてがひっくり返ったかのよう。 間違いがないように申し上げると、観たライブはすべて私にとっては大切で、それを覆したわけではない。今までの経過を集約してくれたような日。そんな時間を提供してくれた彼らには、今も感謝しかない。 現地だからこそ体感できたのは音、圧、呼吸、フロアの拍手、熱気、自分の視点から観る大好きな人の細

          5RATS→キュウソネコカミ、その後

          5RATS→キュウソネコカミ/後編

          ■嘘つきはドロボウの始まり ぶっちゃけこの頃の私はどうかしてた。すべては勘違いだろうに、どうしてここまで思い詰めたのか?もはや異常事態。映画「スピード」でサンドラ・ブロック演じるアニーも言ってた。”異常な状況から始まった関係は、絶対に長く続かないから” …私もそう思う。 ■DMCC2022~ヒッサツマエバ 身勝手な懸念は少しずつ払拭され、だんだんと自分が一番得意とする「ただ好きなだけで」いられるようになっていった。 ■2022.11.24 大袈裟でもなんでもなく、

          5RATS→キュウソネコカミ/後編

          5RATS→キュウソネコカミ/前編

          ■2019.9.29 PIA MUSIC COMPLEX 5RATSについて書こうとすると、ここまで遡る必要があった。引用RTなんて滅多にしないのにな。13:00スタートの2分前までしつこく叫んでいた。 偶然で構わない。とにかく嬉しくて仕方がなかった。これから先、自分がボケたとき、きっとこの日のことを繰り返し語るだろう。そして、この日の最高は最高に留まることなく更新され続け、気づいたら2023年を迎えていた。その大切な曲が『5RATS』であり、私がキュウソネコカミを語る上

          5RATS→キュウソネコカミ/前編

          キュウソネコカミ/ヒッサツマエバ -きあいだめ-

          存分にネタバレ、感想どんとこい!!とまでヨコタさんは言ってくださったのに放置がすぎやしないか?違います。放置してません。咀嚼しすぎてテンパっただけです。いずれにせよ出遅れました。熟成させたところで、さして旨みが出るわけでもなく。年を越す前にまとめます。 ■会場BGM これに気付いたのは滋賀U☆STONEだったかな。ライブは好んでひとりで行くことが多いが、会場BGMを聴いてる時間が割と好きで。いつだったかのツアーでAC/DCのBack in Black流れたときも絶叫しかか

          キュウソネコカミ/ヒッサツマエバ -きあいだめ-

          TREASURE TOUR 2022

          そうこうしていると春雷行脚の振替公演が始まる10月。あっという間に2022年も残すところ…の季節になっていた。このまま過ぎ去ってしまうのが惜しい。そんな私のTREASURE TOUR 2022まとめと追記、アルバム『TREASURE』の考察と共に振り返る。 2022年6月15日、私は仙台Rensaでキュウソネコカミを観ていた。予想外のセトリにKOされ放心状態。最終の新幹線に間に合うべく、仙台の街をこれでもか全力疾走していた。 観たいと思っていた矢先に転がり込んだ、これまた

          TREASURE TOUR 2022