WC Mooloolaba

2020年3月23日 21:08

こんばんは。阿部有希（あべゆうき）です。

昨日帰国し、無事自宅に到着しました。

本来は3月30日に帰国予定であったのですが下の通り、4月30日までITU（国際トライアスロン連合）主催のレースは全面休止となりました。

その影響で２週間後に出場予定であったニュージランドの『WCニュープリマス』も中止or延期。そのレースまでニュージーランドに滞在してトレーニングをする予定でしたが、それもなくなり、昨日帰国しました。

元々わずかな可能性にかけてのオリンピックへの挑戦でしたが、こういった形で終わりを迎えるとは思ってませんでした。

ただ、このわずかな期間で『挑戦する！』と公表したことで、たくさんの方から応援のお言葉を頂きました。レース中に何度背中を押されたか分かりません。もちろん今までも応援のお言葉をいただいてましたが、今回支援を募る形で自ら行動したこと。これによって責任感が生まれ、応援をいつも以上に近くに感じ取ることができました。支援していだいた方々には本当に感謝しかないです。

ありがとうございます。

まだ次の目標は見つかっておりませんが、見つけ次第また一歩一歩着実に歩んでいきたいと思います。今後もトライアスリート阿部有希の応援よろしくお願いします。

さて、今日はざっくりと先日のレースを振り返りたいと思います。

レース前（バイクアップ→アスリートラウンジ）

この日の天候は晴れの予定。しかし、連日晴れの予報ながら時折スコールが・・・。女子のレースではスコールが降ったものの、なんとか男子のレースでは天候がもってくれました。

今回のレースはスプリントなので、入念にアップを

アップの流れは↓
・BIKE２０分　3min300w + 1min*3 400w
・RUN２kmjog + ダイナミックストレッチ + 流し＊２
・Swim１０分　感覚を確かめる程度、時折心拍を上げる、最後にスタートの確認
・気持ちを落ち着かせる

本来はローラー台を使ってじんわりと負荷をかけるのですが、今回はローラー台を持参しておらず、登り坂を使って負荷を。「感覚的に悪くはない。イケる。」といった感じ。

バイクのアップを済ませ、まずはアスリートラウンジへ向かう。そこでバイクチェック等最終確認をされるのですが、なんとDHバーが少し出ているではありませんか。案の定マーシャルに指摘され、急いで引っ込める。

チェックインが済んでから、トランジション２にランニングシューズをセットする。（今回スイム会場が変わり、トランジションエリアが分かれたため）

レース前（ハプニング）

そしてスイム会場へ移動し、トランジション１へバイクのセッティングをする。。。「前輪が床につかない・・・！？」。そう、今回差込型のバイクラックではなく、エイジレース等でも使われるサドルを引っ掛けるタイプのバイクラックで、しかもそのラックが海外サイズ。笑（こういうやつ↓）

なんということでしょう。身長１８０cmのバイクの前輪がつかないんです。笑

周りを見渡すと海外勢のバイクは何台かしっかりと床に前輪がついております。要は私の足が短いということですね。笑

しかし、ここで困ったことに風が強く、宙ぶらりんになった状態のバイクは激しく揺られます。結果的にそういった選手が多かったことから、マーシャルはハンドルかけを推奨。これで一件落着。

レース前（ラン→スイムアップ）

落ち着いてランニングのウォーミングアップ。

既にバイクで体は温まっているため、普段のランニングのポイント練習時の簡易バージョン。おおよそ２km走って感覚を確かめ、１００mほどのダッシュを２本入れて速筋へ刺激を加える。風が強くフォームを一定に保つのが難しかったが、感覚的に調子は悪くない！

そして、スイムの試泳兼ウォーミングアップ。スイムの苦手な私にとってはここが重要で、いつもまずゆっくりと海に入り水際の地形を確かめる。なぜならビーチスタートにおいて水際での遅れは命取りなので、良いスタートを切るためにも確認をする必要があるんです（歩数とか）。ただ今回のコースは、前日の試泳で癖のない地形だと把握していたので、飛び込みの確認は一回のみ。後は軽く５００〜６００mほど泳ぎ終了。

後はスタートを身体を冷やさないようにしてスタートを待つだけ。。。

ということで今日はここまで！笑

ちなみに動画はこちら