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京都へ行こう❣【211】

今回は、3年ぶりに開催された『鹿王院』の
夜間特別拝観に行って来ました。
(12月17日まで。月曜日はお休みです)

嵐電『鹿王院駅』より徒歩4分。
初めて行きましたが、ちゃんと曲がり角に案内が出ていて親切。絶対に迷いません!
ちなみにJR『嵯峨嵐山駅』から徒歩10分です。

山門

扁額の『覚雄山』は足利義満の筆

特別拝観は、5時半からスタート。
私は4番目に到着。
各日150人限定となっていますが、平日なので20~30人位でした。

こちらは事前予約制。受付で予約フォームの
QRコードを見せて、パンフレットとお茶券を
もらいます。
拝観料2500円には、お抹茶と和菓子が付いています。

参道

前の人が受付の方とやりとりされている間に
すかさず撮影!
参道を照らす灯りが、仏の世界へと導きます。

紅葉の見頃は11月23日あたりかな?
私が訪れたのは11月15日で、まだ葉先が赤く
なりかけという感じでした。

中門

鹿王院は、足利三代将軍・義満が24才の時に
寿命を延ばす事を祈って建てた禅寺です。

前庭

庫裏

入口でビニール袋をもらい、靴を入れて持ち
歩きます。

韋駄天

※公式サイトより

庫裏の正面玄関には、『韋駄天(いだてん)』が安置されています。禅寺特有らしい。

鹿王院庭園【京都市指定名勝】

綺麗✧*。客殿前の鹿王院庭園は、正統派の格調高いライトアップです。

舎利殿

修復後、初のライトアップ✧*。

『舎利殿』は2020年より、およそ260年ぶりの改修工事が行なわれていて、この10月に修復が完了したばかり。
屋根瓦も全面的に葺き替えられました。

客殿のお部屋

後でゆっくり撮影できますよ!と案内され、
まず最初にお抹茶を頂きます。

鹿王院の名前にちなんで『鹿』の焼印が入ったオリジナルのお菓子。美味しかったですよ!

お庭と一緒に撮りたくて、隣の方のお抹茶を
撮影させてもらいました。
器が違うことに気付かれましたか?

客殿の床の間には、足利義満のサインが入った直筆の書が飾られていました。

スリッパをお借りして、本堂と舎利殿を見学
します。お寺の方の説明もありますが、自由
に見てまわることも可能です。

立派な赤松と樹齢300年の木斛(もっこく)。

まずは本堂から。
堂内入口には15世紀前半の嵯峨一帯の古地図
『応永鈞命絵図』があり、開山の普明国師や
開基の足利義満の像が置かれています。
※堂内の撮影は禁止

足利義満像

※公式サイトより

弥勒菩薩

※公式サイトより

客殿から伸びる渡り廊下

この渡り廊下の突き当りに舎利殿があります。

舎利殿

内部撮影は不可

舎利殿は、鎌倉幕府3代将軍の源実朝が宋の国から手に入れた『仏牙舎利(ぶつげしゃり)』を安置するお堂。
仏牙舎利とは、お釈迦様の歯のことです。
毎年10月15日限定で御開帳されます。

仏牙舎利を納める多宝塔の四方は『四天王像』が守り、天蓋(てんがい)には『龍図』が描かれています。

舎利殿の入口にある大きな『涅槃図』についてお寺の方が解説してくれました。
お釈迦様のお母様が、長寿のお薬を入れた袋を天空より投じますが、木に引っかかってしまいお釈迦様には届きませんでした。
亡くなってしまったお釈迦様を見て悲しむ人々や十二支が描かれています。

お薬を渡すことを『投薬』と言いますが、この故事が元になっているそうです。
お堂の壁面には、十六羅漢が描かれた掛軸も
かけられていました。(狩野鶴嶺 筆)

扁額は『駄都殿』

客殿

渡り廊下から見た客殿

狂言によるおもてなし

一通り見て客殿に戻って来ると、平日限定の
狂言によるおもてなしが始まっていました。

帰る前にしつこく写真を撮っていたら、
狂言の面をつけた方が出てこられました。

庫裏前
中門前

『美しい竹林』をぜひ見て帰って欲しいと
案内して下さいました。

境内の竹林

参道を曲がると『竹林のエリア』があります。
京都といえば竹林。嵐山は人でごった返して
いますが、鹿王院はこんな感じで超おすすめ。

京都の伝統文化である狂言と竹林のコラボ。
しばらくおもてなしが続きました。

いかがでしたか?
静かな京都を楽しむ事が出来て大満足❤
名古屋からお越しの女性の方とおしゃべりを
しながらゆっくり見てまわりました。
真っ赤に紅葉した参道は、かなり期待出来ると思います。嵐山からも近くて穴場ですよ!

最後までお読み下さりありがとうございます❣

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