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京都へ行こう❣【237】

今回は女子旅❣
明治・大正時代の政治家、山縣有朋の別荘があった『無鄰菴(むりんあん)』に行って来ました。

地下鉄東西線『東山駅』下車。徒歩約11分。

1月14日撮影

門をくぐると右側に大きな石灯籠があります。

腰掛け椅子

受付の反対側には、腰掛け椅子がありました。
お正月らしく、紅白の水引き。

『無鄰菴』は予約制ですが、予約なしでも空きがあれば拝観できます。
この日は予約せずに行きました。

入口

ビニール袋に自分の靴を入れ、持ち歩きます。

カフェスペース

無鄰菴では、庭園について10分間の無料ガイドを聞けるのですが、時間が決まっているため、先にカフェスペースへ行きました。

私達は、こちらの席に座ります。

もう一方の景色はこちら。
飛び石の中央に『大きな丸い石』があります。
これは絶景ポイントの目印で、ここから眺めて欲しいというメッセージが込められています。

二人とも、スパークリングワインと村上開新堂の焼菓子(ロシアケーキ)を注文。
※ロシアケーキは2種類あり、柚子ジャムサンドにしました。

お酒を注文しているのは、私達だけ。
村上開新堂の焼菓子は初チャレンジでしたが、
懐かしい味がしました。

【国指定名勝】

大きな『沓脱石(くつぬぎ)』があります。

無料ガイドを聞かないまま、お庭を散策。
私は以前に聞いているので、簡単にご紹介。

この別荘の敷地は、約1,000坪あります。
庭園造りに『こだわり』のある山縣有朋の指示に基づいて、 七代目小川治兵衛(通称 植治)
により作庭された近代的日本庭園です。

 敷地内に流れる小川は、『琵琶湖疏水』から
引いています。

苔庭より芝生の庭の方が好きというこだわりがあり、『芝生の景色』が広がっています。

母屋とカフェ

お庭の中央から振り返ると、母屋とカフェが
遠くに感じられます。
これは『高低差』を利用しているからです。

三角の石には『矢跡』があります。
これは、山から石を切り出す時に矢を打ち込んだ跡です。

マンリョウ

この辺りからは、苔のお庭が広がります。
芝生を好んだ山縣有朋も、苔も美しいと徐々に受け入れていきます。

浅く造られているので、木々や空などの景色がよく映り込みます✧*。

ヒヨドリ

鳥好きの友人が、ヒヨドリを発見!
私も便乗して撮影。
どこ?と思われた方は、椿から目線を上にあげて下さい。

奥に進んで突き当りまで行くと『三段の滝』があります。

三段の滝

醍醐寺の『三宝院庭園』の滝組石を模したと
いわれています。

この左奥に『鳥の集まる木』がありました。
鳥好きの友人に名前を教えてもらいながら、
『オナガ』らしき鳥を観察( ⁰⊖⁰)♡
日々たくさんの鳥たちが訪れ、その数はなんと70種類以上!

この辺りの浅瀬は絶景ポイント。晴れた日は、綺麗なリフレクション写真が撮れます。
気になる小石ですが、わざと無作為に置いて、それから微調整するそうです。

茶室

洋館

運良く洋館の中に入れるイベントが開催されていました。

重厚な扉は、倉庫として使われていた証。
現在は、資料展示室として使われています。

レンガ造り

1階には山縣有朋と小川治兵衛の写真や経歴が飾られていて、資料を通して『無鄰菴』を知ることが出来ます。

七代目小川治兵衛

私が好きな作庭家の1人です。
『無鄰菴』作庭後、明治を代表する作庭家になります。有名な所では、平安神宮の神苑も手がけています。

山縣有朋

無鄰菴 既存の図面

今回のイベントは、『もしも無鄰菴で暮らすとしたら』です。

フルリノベーション提案図面

設計図の事はよく分かりませんが、このイベントのおかげで洋館の中の様子を見る事が出来たことに感謝(人˘ ˘*)

2階にも行ってみます。
階段もオシャレ✧*。

2階のこちらの部屋は、山縣有朋と伊藤博文が日露戦争開戦前の外交方針について話し合いをした『無鄰菴会議』が行われた場所です。

狩野派の絵師による『金碧花鳥図障壁画』に
目を奪われ、格天井を見逃すという大失態💦

こちらの写真にチラッと格天井が写っていて、
気が付きました。

明るく補正して『華やかな格天井』を確認。

もう一室はこちら。
部屋の中にあったショーケースは、撮影禁止
でした。

ドアノブも素敵✧*。

歴史を感じる素晴らしい建物でした。
今度は母屋へ向かいます。

母屋

座敷から庭園を鑑賞する事に重点を置いた為、 建物自体は簡素なんだそうです。

東山を『借景』ではなく『主山』として背景に取り込む事を強く望んだ景色がこちら。

タイミングが合わず、ガイドの説明をスルー
しましたが、通常はこちらに座って見どころ
などを聞きます。

大正ガラス越しに見るお庭も素敵ですよね✧*。大正ガラスの特徴である歪み(レトロな感じ)があることで、景色が味わい深くなります。

今回のトップ写真は、母屋から見る庭園です。

玄関前の飾り

庭園の出入口がこんな所にあります。

いかがでしたか?
庭園だけでなく、洋館まで見れたのはラッキーでした。アンティークな照明や階段が素敵✧*。
格天井の見落としもありましたが、満足です。

無鄰菴では、野鳥ミニ講座をはじめ、いろんなイベントを開催しています。
気になる方はぜひ参加してみて下さい。

最後までお読み下さりありがとうございます❣

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