人の変遷は良し悪し

人間である以上、変わりたい欲や今の現状からの脱出欲は絶対に誰でも持つ、と思う。
それに身を任せて変わる自分に希望や期待や楽しさを持って生きられる人もいる。
でも必ず良い方向に、自分が望む方向に変わるとは限らない。

だから将来に不安を持つのも、その不安の出所や詳細が分からないまま動けなくなるのも正しい心の動きで、嫌悪する必要は全くない。

最近沢山の本を読んでいる。
昔から自分の人生とか性格とか人間関係について考えることが多かったから、読んでいる本は心理学や哲学的な本が多い。
最近見た本で書いてあったのは、僕みたいな人は若年寄と言うらしい。
気になる人は調べてみてほしい。
とにかく色んな人の考えに触れて、自分の考えを改めたり、自分の考えの方が正しいと思ったりする様な時間が新鮮で、自省をずーっと繰り返している。

ここ一年間くらいは自分を許し続ける事に注力していたから、我儘な人になったと思う。
本当だったら子供の頃、我儘が許される時期に経験するべきものだったから、当然この年の我儘は受け入れられないことも多い。
自分さえ良ければ良い、恥知らずな我儘を通していたし。

僕がもう大人だからか、それが嫌な人間であることは誰に言われずともすぐに気づけた。
そして一年かけて、これくらいは許されるとかこれはダメだとか、そういうラインもうっすら見えるようになった。
嫌な事は嫌だって言って良い事とか、嫌だけど断るべきじゃないって思った時は嫌だって言わなくても良い事とか。

話を最初に戻すと、
僕は今の自分は望んだ自分じゃないと感じている。
でもそうなった以上、今の自分が自分である。
気に入らないからまた変わりたいと思っているし、きっと変わるんだと思う。
僕がこの「変わりたいループ」から逃れる事はきっと一生できないだろう。
でもそれならせめて、今の自分がどうで、本当はどうなりたいのか。
理想と現実の違いはどこで、理想に近づくにはどうしたら良いのか。
ちゃんと考え続けながら、軌道を修正しながら、
変わりたいループを乗りこなしたいと思う。
自省。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?