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チャットボットを作ってきたライターが思うChatGPTの凄さ

4/18(火)です。
どうも、アラフォーぼっちです。

以前にもChatGPTのことに触れましたが
(その時の記事)
https://note.com/hibi_nikki/n/nbef4cbc96248
だいぶ擦られた感があるけど、また触れて行きたいと思います。

なぜ、また触れようかというと
ChatGPT、騒いでいるから使ってみたけど
一体何がすごいのかよくわからん
って人もいるなーと思ったので
なんで騒いでいるのかを
VUIやチャットボットのスクリプト(台本)や対話データやコーパス(文章)の
作成などを多く担当してきたライターの目線で
ざっくり話していければと思っております。
エンジニア目線からすると、間違っているかもですが
そこはライター目線なので、ご容赦ください。

こういうものです

元々はVUIが出始めのタイミングで
関連のアプリやスキルの開発プロデューサーやディレクターを
やっていました。
VUIはVoice User Interfaceの略で
スマートスピーカーのAlexaであったり、GoogleHome
などが代表的なものになります。
Voice、音声を発するのでその文言が書かれたスクリプトが必要なのですが
この分野の得意なライターが見つからず
結果、自分でスクリプトを書くということを続けて、9年。
今もこの分野でライター(UXライター)をやっています。

今までのチャットボットとの違い

チャットボットというものは前からあったことは認識していると思いますが
では、そのチャットボットとChatGPTは何が違うかと言いますと
従来のチャットボット
用意した対話データから回答する
ChatGPT
膨大なコーパスデータから学習し、回答をジェネレートする

という違いがあります。

例を言うと
ユーザーから
「おはよう」
と言われた時に
「おはようございます」
と回答させたい場合は
従来のチャットボットは
「おはよう」
をQusetion(Q)として
「おはようございます」
をAnswer(A)とする。
QとAの対話データをチャットボットに入れて回答するというもので
イメージは
台本通りに返す人
対してChatGPTは
膨大な数のコーパス(文章)のデータを食わせ、それを学習するので
「おはよう」
と言われた時に、その返しが何が一番適切なのかを判断し、回答するというもので
イメージは
今までの経験からアドリブで返す人

という感じです。

ChatGPTは大嘘つきにもなる

ChatGPTはデータを学習しての回答になるため、学習しきれてないものだと
大嘘を言います。

その模様はかまいたちさんのYouTubeがわかりやすいのでご覧ください。
実際、ChatGPTは大嘘を言う気はなく、現状の学習データから最適解として回答しています。
かまいたちさんのプロフィールを完璧にするなら、より一層の学習が必要だということになります。

日本語は学習させるのが難しいが当たり前だった

嘘を言うんだ、正確じゃないんだというネガティブな要素を見て
じゃあなんでこんな騒いでいるの?と思う人もいると思います。
かまいたちさんも動画ではそんなに凄いイメージを持たれなかった印象です。
ただ、僕自身は10年くらいこの世界にいるので、ChatGPTは驚異的な進化を感じます。
これまでにもジェネレートタイプAI、ジェネレートAIのチャットボットはいくつかありました。
有名なのは【りんな】ですね。

久しぶりにみたら、りんなも進化して、凄いことになってましたw
今のりんなはわかりませんが、数年前のりんなは少しトンチンカンなことを言っていたと思います。
ただそれでも当時はりんなが間違いなく、一番優秀だったと思います。
じゃあ、なぜトンチンカンなことを言うのか?
それはやはり、日本語の難解さがあります。
文脈の理解が必要であったり
倒置法など、多様な表現方法があったり
となかなかデータ作成や収集するのも大変、学習させるのも大変と言う感じで。
日本語学習は難しいが、その界隈の常識でもあり、トンチンカンな回答もたまにするのも致し方ないという見方でした。
そのため、ちょっと前のAIやロボットのキャラクターは子供にして、間違いや知らないことがあっても許してね的な演出が多かったのです。

圧倒的な日本語の理解力と生成力

それを経験や見てきた人において、ChatGPTの日本語の理解力と生成力は
感動を覚えるレベルでしたね。
ましてや、情報検索やアイディア創出、コード生成なども行えるとなると
マジかよ!?
と思いました。
その点に関してはこちらの記事が凄く良かったので、ぜひ読んでみてください。

どう使うべきかを考えるフェーズ

そういう感じで、すげーと思っているChatGPTだけど
今はこの技術をどう仕事に活かすかやサービスに活かすかを考えるフェーズ。
もしかしたら、これを使った新しいサービスが今後の生活に大きな影響を与えるかもと思うとワクワクしますねー
どこかでタスク型のチャットボットとChatGPTの違いの話とかもできればと思います。

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