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値段ではなく自分が1番好きなものを選びなさい

プロローグ.専門店での母との思い出

初めて専門店に行ったのは、

学生の頃だったと思う。

母に連れて行ってもらった。

その時の母の言葉がとても強く残っている。

値段ではなく自分が1番好きなものを選びなさい


この頃の私は

この言葉の本当の意味を

理解しようとしていなかったのかもしれない。



1.大人になって入った専門店


7ヶ月前から、探していたが

ようやく見つけた。

あ、これを身につけたいって。

よし、それならば買いに行こう。


毎日身につけるものだから

しっかり体に合ったものを買いたいと思い

お店に行くことにした。

専門店に行くのは、久しぶりで

ドキドキだった。

お店に入って、とりあえず

ぐるりと一周する。

お店に入ったときから、

探してたのはこれだ!

と気づいていたけど

とりあえず無駄に歩き回ってみた。

一通り見た後に

やっぱりこれが欲しいって自分の中で再確認。

「このデザイン素敵ですよね。」

店員さんの方から声をかけてくださった。
(以下、店員Aさんと呼ぶことにする)

お店の中を見て回っている時ではなく、

やっぱりこれだ!と思ったタイミングで

声をかけてくださったことに感動した。

ナイスタイミング!!と心の中で叫んだ。

多分心の声は口にでていなかったはず。


店員Aさんは客の心を読み取る特殊脳力が

あるのか?!

なぁんてことを考えながら

試着室に向かう。

店員Aさんに採寸をしてもらって

自分に合うサイズを

身につけてみて。

紐の長さを調節してもらったり

より自分の体の形に合った身につけ方を

教えてもらったり。

本当に勉強になったなぁ。

頻繁に足を運ぶ場所ではないので緊張している

ことを店員Aさんに口走ってしまったのだが。

「勇気を振り絞って来てくれたんですね。」

と柔らかな笑顔と声で返ってきた。

いやぁ、店員Aさんはすごいな

と、ここでも感動の嵐。

ここのお店の店員Aさんに

お任せして本当によかったぁ。

次、新調する時は

今日の対応してくださった店員Aさんを

指名したい。

できるのかなぁ?

2.お家に帰ってからのサプライズ


お家に帰ってから

買ったものを早速広げてみる。

と、そこには

手書きのメッセージカード?!

いやぁ、これは予想してなかったわ。



もし、自分の子どもに

買ってあげる日が来るならば、

今日行ったお店のあの店員Aさんに

お願いしたい。



3.母が贈ってくれた言葉
「値段ではなく自分が1番好きなものを選びなさい」の意味



小さい頃、お菓子やおもちゃ売り場で

絶対に財布の紐を緩めなかった母。

しかし、節目、節目で

この言葉をくれた。

値段ではなく自分が1番好きなものを選びなさい

これは、

自分が本当に必要な物は

値段で妥協しない

ということだったのだと今は思う。


毎日、口にするもの

普段、自分が心地よく身につけたいと思うもの

自分にとって必要な体験や経験・・・

本当に必要なものは人それぞれで。


周りの人が持っているから自分も持ちたい

ではなく、

自分にとって本当に必要なものを

見極められる大人になりたい。


おまけ:ネットに入れずに洗濯したら叱られた幼い頃の私へ


「プロローグ.専門店での母との思い出」の

エピソードにはちょっとした続きがある。

洗濯の方法を知らなかった幼い頃の私は

そのまま、洗濯機にぶち込んでしまった。


「何でそのまま洗濯機に入れるのよ!!」

と、母が叱ってくれたのを覚えている。


今思えば、そりゃ叱るわな。

心地よいものを身につけて欲しい

と思って買ってあげたものを

乱雑に扱われるなんて

そりゃぁ、悲しいよなぁ。

恩を仇で返す娘。

母の思いを踏みにじる行為だったと


今更、反省している。

そして、

それ以上に感謝してる。

ありがとう。

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